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黒い翼と黄金の月が見える
私たちは勢いよく落下していた
A「……っ」
オズ「力を授けろ、賢者。お前は私たちを導く者」
でも、私は本当の賢者じゃないのに……
使えなかったらどうしよう…このままオズが死んだらどうしよう
オズ「私を信じろ。私もお前を信じている」
オズ「A！」
あ、この人は賢者という役柄で信じているんじゃないんだ……
私自身を信じているんだ
私はそれに答えたいと思った
そして力強くオズの手を握りしめた
私も少しずつでいいから信頼関係を築いていきたい
この世界と…この世界の人たちと……
そして願わくば本当の賢者より私を選んで欲しい
オズがゆっくりと指先を離す
その手には立派な杖が握られている
いつの間にか落下の速度が緩くなっている
私はオズを見た
オズ「《ヴォクスノク》」
その瞬間、私たちは自然の摂理に逆らった
月まで飛んでいけるようなスピードで夜空を上昇していく
そして地上から天上に向かって逆さまに稲妻が噴き上げた
A「……！」
すごい綺麗……
私を片腕で抱きながら、オズは夜空に降臨した
オズがやすやすと夜空に向かって杖を掲げるたびに凄まじい雷鳴が響き渡る
アーサー「オズ様！」
シャイロック「魔法が使えるようになったんですね」
ラスティカ「聞きしに勝る、凄まじさだ」
クロエ「これが世界最強のオズ……」
ムル「あ！トビカゲリがこっちに逃げてくる！」
オズの稲妻に打ち負かされた巨大な鳥はよろめきながらアーサーたちの方に向かっていった
真っ赤な口を広げてめちゃくちゃな飛び方をしながら猛スピードで空を飛翔する
オズがそれをみすみす逃がすわけもなく
オズは巨大な鳥に狙いを定めるようにして杖を握り直した
オズ「私から逃げられると思うな。串刺しにしてやろう」
オズ「《ヴォクスノク》」
オズが高く杖を掲げる
その瞬間凄まじい地響きが走った
巨大な鳥の真下の崩れた中央の塔があっという間に積み上がっていったのだ
その速さは目にも止まらぬ速さで鳥は逃げることもできなかった
けたたましい悲鳴を上げて巨大な鳥は再建された中央の塔で真っ黒い頭を下から串刺しにされた
中央の人「やった！」
中央の人「鳥の化け物を仕留めたぞ！！」
中央の人「魔法使いが、やっつけた……」
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (8月14日 23時) (
レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - Ricoさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (8月14日 22時) (レス) id: 6b12ab85f0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - 佐倉紗南さん» 更新しました！ぜひお読みください！ (8月14日 22時) (レス) id: 6b12ab85f0 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 最近、この作品を読みました。続きが気になるので、更新お待ちしています。 (8月14日 21時) (レス) @page49 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - はい!更新楽しみに待ってます! (8月14日 10時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2023年6月17日 21時
