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その時、踊り場の窓から不思議な香りの煙が漂ってきた
ワインのようなクラクラする甘い香りだ
シャイロックの色気にやられないように私はヒースクリフの背中に隠れた
ヒース「賢者様？」
？「こんばんは」
ヒース「シャイロック！」
シャイロック「いけない人…カインと二人で無理をして……」
ヒース「だってファウスト先生が……」
シャイロック「わかっていますよ。後は私たちに任せなさい」
さすがシャイロック……余裕だな
シャイロック「初めまして賢者様。私は西の国の魔法使いシャイロックです」
シャイロックが私に頭を下げて挨拶をした
私はシャイロックの頭が上がる前にヒースクリフに背中を押されて前に出た
ヒースクリフ！私を殺す気ですか？
色気で死にますよ！
シャイロックがこちら見た
シャイロックは私を見た瞬間キセルが手から落ちた
私は大事な魔道具が傷ついてはいけないと思い、急いでそれをキャッチした
ギリギリ届いてよかった……
A「どうぞ…落としましたよ」
そう言って私はキセルを差し出した
シャイロック「ありがとうございます賢者様」
キセルを受け取ったシャイロックはゲームの時と同じように色気が凄まじい笑顔を私に向けた
ヒース「シャイロックでも見惚れることとかあるんだ……」
カイン「初めて見たな」
シャイロック「二人ともうるさいですよ」
兵隊「ま、魔法使いが増えた！」
兵隊「怯むな…＜大いなる厄災＞との戦いで力を使いきってるはずだ！」
そう言うなら魔法使いを労ってあげればいいのに
シャイロックはなにも言わずパイプの煙を吐き出した
すると煙が漂って、ワインのような甘い香りが部屋中に広がった
兵隊たちは酔ったようにその場でフラフラし始めた
兵隊「ふふ…あれれ？なんか楽しくなってきたぞ！」
兵隊「へへ…暖かそうなベッドだ…もう寝ちゃおう」
あっという間に兵隊たちはご機嫌な顔をしながら倒れていく
シャイロックは唇からパイプを離した
シャイロック「いい夢を……」
カイン「シャイロック助かった」
シャイロック「貸しにしておきますよ。今度一杯ご馳走してくださいね」
カイン「一杯と言わず一晩付き合うさ。賢者様行きましょう」
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しらたま(プロフ) - 空乃さん» コメントありがとうございます！自分でも文才のない作品だと思ってますがそう言ってもらえて嬉しいです！！ (2月4日 16時) (
レス) id: 6b12ab85f0 (このIDを非表示/違反報告)
空乃(プロフ) - コメント失礼します！まほやくにどハマりしてる私にとって最高の作品です！夢中で一気読みしてしまいました！ (2月4日 15時) (レス) id: 986b240cdf (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - 優愛さん» コメントありがとうございます！年齢設定はお酒飲めなくて大人っぽい年齢がいいなと思って作りました。面白いと言って頂いてとても嬉しいです！今週中に続き更新しますね (6月9日 7時) (レス) id: 6b12ab85f0 (このIDを非表示/違反報告)
優愛 - とても面白いです！正直夢主の年齢は20代の方がいいなと思いましたが、面白くてあっという間に読み切りました。続きを楽しみにしていますね！ (6月8日 20時) (レス) id: ec33558521 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - コメントありがとうございます！ドキドキした報告嬉しいです！更新頑張りますね (5月22日 18時) (レス) id: 6b12ab85f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2023年5月1日 6時
