壊れかけの世界で愛される賢者【魔法使いの約束】

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？「ようこそ賢者様…」

！

帽子が浮いている

やっぱりムル？

じゃあここは魔法使いの約束の世界？

これは夢？それとも現実？

？「私は西の魔法使いムル。行き先は＜大いなる厄災＞によって壊れかけた世界」

ムル「お会いできて光栄です。愛しい賢者様」

A「わ！」

帽子のしたにムルが現れた

ゲームで出てくるのを知っていてもビックリしてしまった

ムル「これから賢者様を少しばかり厄介なことに巻き込むかもしれません」

ムル「さて厄介事にはいろいろあります。色恋沙汰、友人、仕返し、恩返し。今回そのなかで最も厄介な問題……世界救済。あなたにその手伝いをして欲しいのです」

A「寂し過ぎて夢でも見てるのかな？」

やっぱり一人暮らしは寂しい……

混乱している私を見ながらムルは微笑んだ

ムル「もうすぐたどり着きますよ。世界も私もずいぶんとめちゃくちゃになってしまいましたけど」

ムル「あなたはきっと私に失望なさるでしょう」

ムルに失望なんてしないのに……

ムル「それでもあなたと友人になれたなら、私はとても嬉しい」

ムル「聡明な賢者様あなたにお会いできる日を長い間待ち焦がれておりました」

ムル「本音を言えば世界はどうでもいいのです」

ムル「人助けは面倒ですからね」

ムル「ただ……この世界の真実をあなたに見つけて欲しい」

A「待って！」

ムルは自分の言いたいことを言い終わるとどこかへ消えていった

するとエレベーターが止まった

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