壊れかけの世界で愛される賢者【魔法使いの約束】

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A「あのスノウさんホワイトさん」

スノウ「我らに対して敬称は使わんでよいぞ。賢者とはそういうものじゃ」

A「じゃあスノウホワイトさっき頬叩いたじゃないですか」

ホワイト「叩いたな」

A「実験でなおそうとしたんです。でもなおりませんでした。多分呪文考えた時に私を対象としていれなかったんです」

A「一応言っておこうと思ったので伝えておきました」

スノウ「そうか。では守ってやらねばな」

ホワイト「なにかあれば我らを頼るといい」

A「ありがとうございます」

守ってやるとか頼るとかすぐに言ってくれるのカッコいいな

そういう気遣いは年の功なのかな？



スノウとホワイトがつれてきた場所にはたくさんの書物が貯蔵されていた

A「これは？」

スノウ「全て賢者の書じゃ」

ゲームの一画面で見たときよりも多いのにそれが全て賢者の書……

スノウ「これが前の賢者の残した賢者の書じゃ」

ホワイト「我々には読めぬ文字で書かれているが、おぬしには読めるでしょうか」

スノウから本を受け取った私はすぐに本を開いた

書かれていたのは日本語だ

ゲームの通りの文が明るそうな口調で書かれていた

最初の方はパラパラと読みまだゲームでも見たこのなかった前の賢者様が書いた最後の文を読むために本を裏からめくった

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