✧*｡はちこ。✧*｡ ページ11
そのあとは皆慌ただしく帰って行った。
私はそもそも授業を受ける気が無いから、ゆっくり支度をしていると神代くんが不思議そうに見てくる。
「雨宮くんは、急がなくていいのかい？」
『あ、うん。私保健室登校だから…』
「あぁ、なるほど。道理で同じクラスなのに会わなかったわけだ。」
確かにそれはそうだ。なんだか申し訳ない。
『じゃあ、私戻、るね！！ばいばい！』
「あぁ、また会おうね、雨宮……嫌、Aくん。」
『！！うん、類、くん。』
ひらひらと手を振っている類くんにそう言い、保健室に向かう。急に名前呼なんてさすが陽キャ…
保健室に入ると先生が大慌てしていた。いつもいる私がいなくて焦っていたらしい。
司くん達のことを話すと腰を抜かされた。ちょっと失礼じゃない？
そのあとも保健室でしばらく寝て、チャイムと同時に荷物をまとめて帰る。
校門を早足で出て、そのまま駅前までひとりで歩く。
(今日は色んなことがあったなぁ……)
そんなことを考えながら歩いていると、どんっ、と人にぶつかってしまった。
相手はあまり気分が宜しくないようで、明らかに不機嫌そうに舌打ちをされる。
『ぁ、すみません…………』
思わずそう謝ると、
「うざ。これだから最近のヤツって。周り見て歩けっての。」
私は相手が来たから避けたのに、わざと当たってきたのはそっちじゃないか、と一瞬思ったが、慌ててもう一度謝る。
「ちっ。態度がなってないよなぁ。お前。」
『すみません……』
「はぁ？ちゃんと目見ろよな、あぁ？」
痛いところをつかれた。何も答えれず黙っていると、痺れを切らしたのか腕を掴んで無理やり顔を上げさせられる。
嫌だ。怖い。
思わず泣きそうになると、
「何をしている？」
今日ですっかり聞き慣れてしまった彼の声が、後ろから聞こえてきた。
『…司くん。』
**
久しぶりの更新になってしまった…泣泣その癖に短い…！！
モチベん死んでたんですけど、誰かがお気に入り登録してくれたので🥲︎🥲︎ありがとうございます！！
週1位で更新していきます…多分…()
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＃うゆーな. - オリフラの件、気づいてくれてよかったです！更新楽しみにしてますねー！ (2月1日 20時) (
レス) id: eb74aaaf07 (このIDを非表示/違反報告)
＃うゆーな. - オリフラたっちゃってるのではずしといてくださいね！犯罪になっちゃうのでー！！ (2月1日 17時) (レス) id: eb74aaaf07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花音 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yuna23567922
作成日時：2023年12月29日 1時
