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目の前まで行った私はサシャの腕を引いて
自分の後ろに隠すようにしたら
そばかすの女の子に睨まれてしまったので
つい小さな悲鳴を上げてしまう
「あぁ? お前は確か… 私達に何かようか?」
『ナナ ・キャメロンです。
ごめん とても親しい様子には見えなかったから
…どうしてサシャが君の水汲みまで
やらないといけないの?』
「私のだけじゃねぇよ コイツの分もだ」
そばかすの女の子に肩を叩かれ私の前に出てきたのは
昨日私にパンとスープを恵んでくれた
クリスタだった
『え、クリスタ?どうして…君までこんなことを?』
「ナナ…!えっとね
私は駄目って言ったんだけど、」
「私達はコイツの命を救ってやった恩人だからな
水汲みぐらいするのは当たり前だろ?」
『えー!嘘でしょサシャの命の恩人だったの!?
ごめんね悪く言っちゃって…
お詫びに 私が 君とクリスタの分の水汲みするよ
でも1人じゃ怖いからサシャも一緒にきてね』
「…そうか そりゃ助かる。頼んだぜ」
私は困惑しているサシャの腕を掴み
クリスタ達のそばを離れた
「あの…ナナ!
さっきは庇ってくれてありがとうございます
おかげさまで…助かりました!」
クリスタ達の分の水汲みをしてから
兵舎に戻る途中 サシャが私の手を握り頭を下げた
『ううん 全然大丈夫だよ。
なんかサシャが困ってるように見えちゃって…つい
…ねぇサシャはあの子達と仲良いの?』
「クリスタとユミルのことですか…?」
サシャが少し首を傾げながら言うサシャに
私はうん。と頷く
「あの2人は私の命の恩人なんです!
入団式の初日 お腹が減って今にも倒れそうな
私にクリスタがパンを持ってきてくれたんです
その後 私が倒れてしまったらしく…
ユミルは私を寝床まで運んでくれたらしいです!」
『あの子ユミルって名前なんだね
… ねぇサシャ私すっごい失礼な初対面だったけどさ
友達になってくれると思う!?
いや絶対無理だよね!?無理でしょ!?!』
私が頭を抱えて叫んでいると
サシャの慌ててる声が聞こえる
「えぇ ちょっとナナどうしたんですか!?
大丈夫ですよ ナナはいい人ですから
きっとユミルもお友達になってくれますよ!」
そう笑顔で言ってくれたサシャについ私の頬も緩む
『ありがとう。サシャだいすきだよ!』
「…え…」
そう言いながら抱きつくと
頬が赤く染まっているサシャの顔が見えた
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ゆちゃん - amiさん» そこに注目してくれて嬉しいです (1月28日 15時) (レス) id: 0d44e03177 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん - うたねのどあさん» 更新が遅くなってしまい申し訳ございません。今日からまた話を書き続ける予定なので楽しんでくれると嬉しいです (1月28日 15時) (レス) @page47 id: 0d44e03177 (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても好きです………とてつもなく好きです………ギャグを入れつつ進撃の巨人さを出しつつ本当に好きです!!もう更新はされないのでしょうか………?とても楽しみにお待ちしております!! (11月17日 16時) (レス) @page46 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
ami - エレンと夢主の関係性が好きです。エレンといる時の夢主の妹感がたまらなか大好き! (6月8日 20時) (レス) id: d93273e880 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 真冬さん» ハンジさんとの絡み増えていくので楽しんでくれたら嬉しいです! (5月26日 21時) (レス) id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちゃん | 作成日時:2023年5月10日 20時