開門 ページ49
ついに所属兵団を決める日がやってきた
ナナは不思議と緊張はなくみんなに会えるのがただ楽しみだった
「もう〜人多すぎてわかんねえよ アルミーン！！！」
探すのが面倒になったのか久しく会えていない幼馴染の名前を大声で叫ぶ
周りの視線を気にせず叫び続けるその姿はまるで迷子になった子供が必死になって母を探しているようだった
すると何処からか同じようにナナを呼ぶ声が聞こえた
『アルミンだ！！』
耳の良い彼女はすぐに居場所が分かりアルミンを見つけると走って抱きついた
『さしぶりずっと会いたかった…寂しくて死ぬかと思った』
「僕も会いたかったよ」
彼女は良くも悪くも素直で思ったことをなんでも口に出してしまう
恥ずかしがる様子は一切なくそのまま頬にキスをした
「ちょっとナナ…！その癖やめなよ…！！」
ナナは幼い頃から人との距離感がよくわからず心を許した相手には頬ずりやキスは当たり前でもう癖になっていた
周りはその光景に慣れているため驚く事は少なくなったがアルミンはいつまで経っても慣れることはなかった
『お前…私に会えて嬉しくないのか！？なんて薄情な奴だ』
「会いたかったに決まってるだろう…君がちゃんと生きてるか心配で眠れない日もあったんだし」
『ぐへへ そんなに私の事好きか しょうがないなあ』
気持ち悪い笑い方をする彼女に若干引きつつもアルミンはナナの背中を撫で続けた
「オイオイ きもちわりぃもん見せんじゃねえよ」
「ナナ！生きてたのか…俺はてっきり死んでるかと思ったぜ！！」
『ギャハハハ！コニーお前サシャと同じ事言ってるよ』
ジャンの肩を物凄い力で叩きながらそう笑うナナ
怒鳴るジャンに 何故か戦いを始めるサシャとコニー
ため息をつくアニに苦笑いをこぼすアルミン
ナナが来てからその場は一瞬で騒がしくなったと思ったがすぐにまたしんみりとした空気になる
「ジャン どうして突然調査兵団に？その…怖くないのですか？」
「は？ 嫌に決まってんだろ調査兵団なんか」
『ジャン調査兵団に入るの？そんなにミカサの事が…』
「バッお前…そんなんじゃねえよ！！
別に巨人が怖くないから調査兵団に決めたわけじゃねえよ そして有能な奴は調査兵団に入る責任があるなんて言うつもりもないからな」
続く
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ゆちゃん - amiさん» そこに注目してくれて嬉しいです (1月28日 15時) (
レス) id: 0d44e03177 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん - うたねのどあさん» 更新が遅くなってしまい申し訳ございません。今日からまた話を書き続ける予定なので楽しんでくれると嬉しいです (1月28日 15時) (レス) @page47 id: 0d44e03177 (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても好きです………とてつもなく好きです………ギャグを入れつつ進撃の巨人さを出しつつ本当に好きです！！もう更新はされないのでしょうか………？とても楽しみにお待ちしております！！ (11月17日 16時) (レス) @page46 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
ami - エレンと夢主の関係性が好きです。エレンといる時の夢主の妹感がたまらなか大好き！ (6月8日 20時) (レス) id: d93273e880 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 真冬さん» ハンジさんとの絡み増えていくので楽しんでくれたら嬉しいです！ (5月26日 21時) (レス) id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちゃん | 作成日時：2023年5月10日 20時
