Brand New Heroine 2

#Epilogue ページ14

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_ _ _ ______大ちゃんの部屋。

小さい頃はよく、一緒に絵本なんかを読んでたこの部屋が小さく見えるのは、私たちが大きくなったからかな。

何度も来ていた部屋なのに、なんだか変に緊張してしまっている私に、




『ほらほら、入って？』




と、手招きをする大ちゃん。

少し緩めの部屋着姿がとっても可愛らしく、
私の緊張をほぐすようにいつもの雰囲気を作ってくれる。




「……なんか、久しぶり」




そう緊張しながらも、部屋を見回していると、
棚の上に私たちの小さい頃の写真が飾ってあるのに気がつく。




「あ、これ懐かしい…笑」

『ﾌﾌｯ…懐かしいやろ』




" このAめっちゃ可愛ない？ " と大ちゃんが微笑んでいるのを見て、少しずつ緊張感はほぐれていった。

_______しかし、




『ここ来て？』

「え……？」

『ほら、ここ。』



いよいよ座ることになった時、緊張感がまた戻ってくるのを感じる。

………だって、部屋に2人きりでその近さは、
幼馴染の私でも、流石にドキドキしてしまう。




「………うん」




そう思いながらも、言われた通り
大ちゃんのすぐ隣に置いてあるクッションの上を座った。




『はい、よくできました〜』




すると、座った瞬間に
よしよし、と私の頭を撫でる大ちゃん。

私のことをまだ妹のように扱っているのか、
はたまた彼女として扱っているのか。

そこの所はまだよく分からないけど、




『……………ﾌﾌｯ』




私を見つめるその目が、すごく優しくて、
それだけで私への愛はしっかり伝わってきたのだった。




『緊張感してる…？』

『今日はなんもせんから安心してな？』

『………まぁ、今日は。なんやけど』




_______________ _ _ _ Fin.

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