Brand New Heroine

#Episode03 ページ13

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『_____クラスの男に告白された！？』



私のことをよく見てくれている大橋先輩には、隠し事ができない。

一緒に帰ることになって数分後には、" なんか悩んでるやろ？" と問い詰められ、結局さっきあったことを彼に告げた。




「だから、先輩声大きいですって〜……」

『…………ごめん』




にしても、先輩は本当に分かりやすい。

さっきとは打って変わって、しょんぼりしている大橋先輩は、さっきから何回も小さなため息をついている。

年上のはずなのに、それがなんだか少し可愛く思えて、


　

「でも、その子すごい良い人なんですよね」




流星のことをちょっと誉めてみたりした。

_____すると、




『よくない。』



と、言い切って、急に立ち止まる大橋先輩。




『そいつより俺の方が……絶対Aのこと幸せにできる。』

『ほら、俺あん時、ビビって来てん。俺のボール2階まで取りに行ってくれた時。』

『………なぁ、いつになったら俺のこと見てくれるん？』




そう言って、切なそうな顔をして私の目を真っ直ぐ見つめた。

彼のその表情が、夕焼けのオレンジ色に照らされて、なんだか心がざわめきだす。




「………………」




一年前に告白された時は、まだ知らなかったな。




『こんなにずっと好きやのに……』




大橋先輩が、こんなにも一途で、大きな愛で、
一年後までも私の事を好きでいてくれてるなんて。




________好きでいてくれる人 大橋和也

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