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#32 道枝side ページ32
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道枝side
謙「俺ちょっと呼ばれたから行ってくるわ！」
「え、ちょっ長尾！」
昼休みになって、やっと飯食えると思ってたら、
長尾が消えた。
「…………」
長尾〜〜〜。
まじか、撃沈。
急に1人になった俺は、
コンビニ袋を持って呆然と立ち尽くす。
女子生徒「みっちー！」
そして、ぼっちになって5秒後、ぼっちじゃなくなる。
女子生徒「なぁなぁ、今ひとり？」
クラスのリーダー的存在である女子が、
俺が1人なのを見かけてか声をかけてくれた。
女子生徒「あっちでうちらと食べへん？」
けど、あまり気が乗らない。
「………ごめん、ちょっと行くとこあってさ」
その女子が"あっち" と指差す方向に、楓がいたからだ。
女子生徒「そーなんや、残念」
あいつ最近なんか変やねんなぁ。
この前も橘さんとなんかあったみたいやし……
橘さん、あれから余計に楽しくなさそうやし。
………大丈夫かな。
「______あ、」
………そうや、橘さんどこで食べてんねやろ。
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作者名：27 | 作成日時：2022年1月1日 6時
