幽霊の見える小学生になった件7th

件名:追跡劇の率役者15 ページ32

「岸？どこかの岸に着いたのね？キャメル！」

「は、はい。なんとか。」

すると周りに集まっていたFBI捜査官と見られる人達がoh〜〜〜！といった。

大変陽気である。

「それで？そこがどこかわかる？貴方のスマホ、水没したせいでGPSが使えないみたいなのよ！」

するとキャメルは申し訳なさそうにいった。

「そ、それが灯りが全く見えなかったので東京湾内の小さな島だとは思うのですが、どこかまでは……。階段はしっかりした物が設置されているのでなにかの施設があった島かと……」

「なにか特徴のある建造物はないのかね？」

ジェームズがそう聞いた。

《班長に聞いたら海猿島だろうって。》

そこまで原作通りかよ……

「ほ、砲台のようなものが……」

その発言にピクリと反応したのはコナンくんだった。

「砲台？もしかしたら第１海堡か第2海堡かも！」

「カイホウ？」

聞きなれない言葉なのかジェームズは聞き返した。

「昔、東京を防衛するために東京湾内に作られた海上要塞の跡地だよ！」

「れ、レンガでできた建造物を見つけました！」

「うーん。レンガはどっちの海堡にもあるから……」

コナンくんが考え込むと優作さんがキャメルに聞いた。

「そのレンガ手積み方を詳しく説明出来ますか？」

するとキャメルは詳しく答えてくれる。

「どの段も大きいレンガと小さいレンガが一つおきに並んでいて……」

「だったらそこは第１海堡でも第2海堡でもなく……


海猿島ですね！」

件名:追跡劇の率役者16→←件名:追跡劇の率役者14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す