件名:休息のTVショー4 ページ17
「バスルームの扉のサムターンにクリップを挟み、クリップの尻に袋をかけ、袋をレバーの上に乗せる。」
玄関口やキッチンでも似たようなことを同時にした。
こういうのって見るのだけは面白いんだよね。
「乗せ終えたらレバーハンドルを動かさないようにそっと扉を閉めてハンドルを捻ってください。」
《鍵がかかった!》
『確かこの人左手特有の荒らし方をしたはずだよ。例えばカップ麺のお箸を左側に置いちゃった、とか。身長を誤魔化すためにわざと高い所にある物だけを荒らしたり。』
《ああ。左利きの犯人にやりがちだよな。》
班長はそういう事件にあった事があったようですぐ私の話についてきた。
『それにしても優作さん凄いなぁ。いつか会ってみたいかも。』
《確かに。有名人だし会ってみたいよね〜》
萩原と笑いながら言ったこの言葉がほとんど秒殺でフラグ回収されるとは思わなかった私なのであった。
NOside
何処かの港。
そこにポルシェ356Aが止まっていた。
見事に情景とあっていない黒塗りの車に人影が近づいた。
コンコン
そう近づいた人物は礼儀正しく車の窓にノックした。
助手席に座った男がその人物を見て言った。
「遅かったじゃねぇか……ベルモット!」
「ごめんなさいね。ラムに頼まれて野暮用を済ませていたのよ。今後組織の脅威になりそうな人物が何故か日本に留まっていたから……その腹の中を探りにね……」
ベルモットは妖艶に笑った。
「それで……どうだったんですかい。」
運転席にいたウォッカがベルモットに聞いた
「拍子抜けもいいところ……あれならいつでも殺せるわ。」
「……殺してねぇのかよ。」
ジンがまた口を開いた。
「ええ、今日のところは……でも必要とあれば何時でも……」
ニヤっとベルモットは笑うのだった。
333人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコミント(プロフ) - 露里唄さん» コメントありがとうございます。これで腹筋が鍛えられますね(?)それにしても夢主しか見えないので生き地獄でしかありませんね😂 (2023年2月11日 9時) (レス) @page44 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - 更新お疲れ様です。同期組のボケ、ツッコミ、合いの手……面白くって腹筋が痛いですwww見えない人達の前だから反応出来ない夢主ちゃん大変ですね😂 (2023年2月10日 21時) (レス) @page44 id: ed5a0d137f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - 露里唄さん» お気遣いありがとうございます。(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)楽しみにしていただけるなんて光栄です。寒暖差が激しいので露里唄様もお気をつけください。 (2023年2月10日 12時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - 更新有難うございます。赤井さんが夢主ちゃんとスコッチの関係を探る回、どんな話になるか想像が出来なくて楽しみです。体調にはお気を付け下さい。 (2023年2月9日 21時) (レス) @page43 id: ed5a0d137f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» コメントいつもありがとうございます!夢主にはせっかくなので活躍してもらおうとおもいます!! (2023年2月8日 8時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チョコミントゼリー | 作成日時:2023年1月10日 19時