幽霊の見える小学生になった件3rd

九十四件目 ページ8

降谷side

盗聴器をつけた。

悪いことなのは分かる。…だけどなにか分かるかもしれない。

誰かに繋がっているとしたら家でボロを出すはずだ。

Aは賢いからそんなことには加担してないと思うが

どうしても付けなくてはいけない理由がある。

それは…

俺がAに惚れてしまったから！！！

なんで小さい子を好いてるのか分からないが、俺にもプライドというものがある。

仮に！仮にだ！Aがどっかの刺客に従っていたら！

その刺客の思い通りになったってことだろ！？！？

(降谷さんは硝煙の匂いで混乱している！)

とりあえず様子を見るため探偵業と本業をやりくりしながら時折聞き耳を立てていた。


「ただいま〜｣
ちょうどホントの安室透の家でハロと戯れていた時だった。
「お邪魔しマース。結構広い。」

なんでお前が家にあがってるんだ！！！？

「広いよ。｣

クスクスと笑うA。笑ってる場合か！

「お茶でおけ？ジュース出せって言っても出せないけどさ。｣

なんというか美野と関わっている時はAは結構砕けて話していると思う。

…嫉妬なんかじゃないぞ。

「菫甘いの嫌いだったよな。」

なんだそのなんでも分かってますよ感！

「で？なんの用なの〜？悠馬。｣

「ん！」

何を出した！？クソ、カメラつけとくんだった！！((
指輪じゃないだろうな！？

(安室さんはAのことになるとIQ2になるよ)

「くれるの、？｣

指輪を！？そして結婚！？やめてくれ！！俺は認めないぞ！

「ちがうわ！連絡先交換しよってこと！」

ホッ…なんだ…

「うい。あんと。｣

可愛い…俺の前ではあーととか言わないじゃないか！
(言ってません。"あんと"です。)

「てかみょーにこの気味悪い家さ」

「人んちを気味悪いとか言うなや。｣

そうだ！そうだ！

「嫌。なんかいそうじゃんここ。」

出禁にしてやろうか！？

クゥーン？

ハロが心配そうにこちらを見た。

『大丈夫ではないが大丈夫だ(？)、ハロ。』

「ジョーダンだって！てか1人かぁ。ちょっと心配だわ。俺ん家くる？」

行かすわけないだろがァァァ！

『ハロ、予定変更だ！お前は別の場所で飼うことにする！』

アン！！

俺はハロと一緒に車に乗り込むのだった。


作者です！お気に入り登録210人ありがとうございます！
感激です！！210人は1学年ぐらいありますよ！！凄いっ！
多くの読者様に楽しんで読んでもらえるよう精進させて頂く所存です！よろしくお願い致します！

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