幽霊の見える小学生になった件3rd

件名:始まりは紅色の修学旅行7 ページ32

『私は紅葉ちゃんに会いたかったよ！！！！』

《やることやっといてそれ言う？》

倒れる阿賀田に向かって萩原が言った。

『実行犯はお前らやん！！！！！』

やる事やっちまいました(ﾃﾍ☆)

少し時間は遡る。

「あらぁ？蘭ちゃいます？」

「あ！紅葉さん！」

「ウチの高校、午後から休みでお昼をこの店でいただこうかと思ってましたけど、ご一緒しはります？」

紅葉ちゃんが綺麗な京都訛りで蘭たちを誘う。

「この子たちはどなた？」

私達のことだろうか？

『安室Aっていいます！』

「美野悠馬です。」

「可愛らしいことやね。大岡紅葉っていいます。よろしゅうお願いします｣

好きだよ(唐突)

「あ、そうだ！紅葉さんって確か京都泉心高校でしたよね？」

蘭が思い出したかのように紅葉さんに尋ねた。

「ええ、そうですけど…」

油断していたのが運の尽き。

『んぶっ！？』

デジャブ！！

私は後ろから目隠しされて連れてかれてしまった。

《A！！》

わたしゃ誘拐される顔なのかも(？)

落ち着いてる時点で私も米花町の住人だな((

『阿賀田さん。これは間違ってる思うよ』

「なぜ分かった？！」

『やる事やっておいてそこにビビるのか？？？』

開き直ってええんやで((

《お前落ち着きすぎてねぇか？？》

2回目だからな(((

ハラり

「キツく閉めておいた目隠しが！？」

『やっぱり阿賀田さんだ。犯人なのは分かってたけど』

《コテンパンにやっちまおうぜ！》

やれやれ！！藻屑にしちまえ！！(

縄もヒロくんによって外される。

『知ってる？天狗はいるか知らないけど幽霊はいるんだよ。勘違いで親友をも殺した阿賀田さん。』

私はにっこりわらう。

「ヒッ」

『だーかーらーやる事やっといて怯えるのは違うくない？やるなら徹底的にしろや！！』

《そーだぜっ！！！》

繰り出されるのはマツダパンチ。

威力は絶大だ。

なんだってゴリラにも効くからな！！！

私たちは触れたあとの効果時間を知ってる。

秒数は5秒。

なんつー短さだ！！

だが！！！

パンチ1発打つのにこの時間はありすぎている！！

《相手が悪かったな！！》

「ッ！？」

バタンキューと倒れる阿賀田。

まてよ…

『私ら別の事件引き起こしてないか？？？』

「「「「いまごろ？？？」」」」

紅葉ちゃんに会いたかっただけなのに…

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