愛おしい背中 ページ45
シャワーを浴びて考える。
『別れたい』
そう言われたら私…
坂本さんに振られた方が気持ちが楽って思ってたけど…。いざ！ってなったら…
「本当にばか…」
無理だ。
坂本さんを好きで好きでしょうがないのに。
さっぱり綺麗に忘れられる？
「…うぅ…」
涙なのか水なのか、鼻水なのか訳分からない状態。
室内のベルが鳴る
「あああああっ」
坂本さんだ！
どうしよう。どうしよう。
パニック！
とりあえず髪の毛にバスタオル
ガウンを身にまとい…
「勇人…」
ドアを開けた。
吹き切れてない水滴が足をつたい床にシミをつくる
坂本『！』
ドアを開いたらベチャベチャの彼女が目の前。
びっくりしますよね(笑)
坂本『雨降ったか(笑)？』
笑いながら部屋に入っていく。
その後ろ姿に見とれていた。
愛おしい背中…
大好きな背中に今すぐ抱きつきたい。
抱きつきに行ことした身体をグッと止めた。
坂本『おいで？』
背中向いてる状態でほれっと手を広げてる坂本さん。
嬉しい…すぐにでも行きたい。
「…濡れちゃう」
坂本『ええよ(笑)全然、ほら』
手先を動かしておいで？と言ってくれる。
「うぅ…勇人ー」
耐えきれなくなり背中に抱きついた。
坂本『おふっ』
勢い良すぎたみたい。
「ごめんなさい」
バッとあわてて離れた。
坂本『(笑)』
今度は正面から抱きしめてくれた。
坂本『会いたかったゆな』
「ごめんなさい…勝手にきて…」
坂本『うれしいで？会いに来てくれてありがとう』
「うぅ…」
坂本『本当はずっと一緒にいたいけど2時までにホテル戻らなあかんから…』
「…ごめんなさい」
坂本『だから話しは明日しよ？』
「…」
明日…
モヤモヤしてる。
返事が出来ない。
坂本さんは私の手をひいてベットに座らした。
まだ返事出来てない私の顔を覗き込んで
キスをしようとした。
「あっ」
思わず顔を背けてしまった。
後ろめたさが出てしまい…
恐る恐る坂本さんの顔を見た。
「…っ」
悲しい顔。
こんな顔をさせてしまった私…。
握られてる手をどうしていいかわからない。
最低。
「…勇人っ私…」
坂本『黙って』
強く抱き寄せられて…
さっきとは違う。
少し乱暴なキス…
逃がさないように頭を坂本さんの手で固定される。
息が上手くできない…
「…ふぁっ」
息できてもまた塞がれる
坂本『哲人とキスしたんやろ？』
頭が真っ白になった
。
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にゃあ - 面白かったです！続編に行ってきまーす！ (2019年12月19日 0時) (
レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - お元気ですか？？また楽しみに待ってます(^^) (2017年7月23日 19時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - どうなるのか気になります(；д；)上手くいくことを願ってます（笑） (2017年7月10日 18時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - さやさん» 本当はこの予定ではなかったのですが笑なんとなくハラハラしていただいて良かったです笑笑 (2017年7月9日 1時) (レス) id: 6591870b12 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - わぁ、またなんとなくハラハラ（笑） (2017年7月8日 18時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな | 作成日時：2017年6月7日 17時
