天秤3 坂本さんside ページ16
『ただいまー』
試合が終わり急いで家に帰ってきた。
シーンと静まりかえっている室内。
「おかえりー」
と、迎えてくれるゆなの姿がなかった。
『そっか…遅番か…』
仕事が午後からだから遅いんやな、お風呂は入れるように準備してあるし、ご飯も冷蔵庫に入ってる。
当たり前になっていた。
これが当たり前。
『じゃないわな…』
水をグビグビ飲む
『…』
冷蔵庫のドアには
「野菜食べろよ！」
のメモ書き
『(笑)』
食べろよ！って…(笑)
「あっ勇人！おかえり」
ひえー暑いわー！と言いながら帰宅してきたゆな。
「ご飯食べた？用意するねー」
いつものように準備をしだす
『ゆな』
「ん？」
『ごめん』
準備していた手がとまった
「勇人は悪くないよ。私が…謝らなくちゃ」
ギュッと俺の胸に飛び込んできたのを受け入れた
「ごめんなさい」
小さな身体
懸命に俺に尽くしてくれている
『ゆな仲直りしよ？』
「仲直りしてくれるの？」
『当たり前やわ』
パッと顔をあげたゆな
目には涙がたまっていて今すぐにでも落ちてしまいそうなくらい。
「勇人…ごめんなさい」
『ゆなごめんな。これからも俺を支えてな？』
「はい」
泣き顔の彼女を優しく抱きしめてキスをした。
背がちっさいからな(笑)
体制が…(笑)
「勇人…座って？」
『ん？』
彼女に言われるがまま椅子に座ると
「続きね。」
彼女からキスをされた。
相変わらず下手くそ(笑)
だけど愛おしいキス。
そのキスに応えるように、彼女の頭に手をやり逃げれないようにガッチリガード(笑)
強引に口を開かせて、舌を潜入。
「…ふぁっ…」
空気を取り込もうとする彼女。
たまっていていた涙は頬を伝い流れていた。
真っ赤になる頬。
ぎゅっと目を瞑る。
何もかもが可愛いくて。
何もかもが愛おしくて。
何もかもが俺を癒して。
たまに狂わしていく。
『ゆな』
「…はぁ…はぁ…窒息するかと…」
息を乱しながら俺を見つめる
『(笑)』
「もー」
まだ乱す息
「ふふふっ」
ニコッと笑い
「大好き」
と言ってくれる。
『俺もやでゆな』
「えへへ」
照れた彼女は隠すようにご飯の準備を再開し始めた。
『デザートはあとで？』
「デザート？」
『なあ？ゆな』
「わ、私！？いやっ…///馬鹿ちん」
さらに顔が真っ赤
『うまそうだな(笑)デザートもご飯も全部(笑)』
「からかわないでよ！デザートはありません！」
『いや勝手にいただくから(笑)』
。
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にゃあ - 面白かったです！続編に行ってきまーす！ (2019年12月19日 0時) (
レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - お元気ですか？？また楽しみに待ってます(^^) (2017年7月23日 19時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - どうなるのか気になります(；д；)上手くいくことを願ってます（笑） (2017年7月10日 18時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - さやさん» 本当はこの予定ではなかったのですが笑なんとなくハラハラしていただいて良かったです笑笑 (2017年7月9日 1時) (レス) id: 6591870b12 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - わぁ、またなんとなくハラハラ（笑） (2017年7月8日 18時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな | 作成日時：2017年6月7日 17時
