非日常？？

非日常22日目＊JK ページ22

『ねぇ』


TH『…はい』


『私何個って言った？』


TH『100個…』


『これ何個？』


TH『……15』


『え？』


TH『15』


『ん？』


TH『だからっ！15！！！』


『私の耳が悪いのかもしれない。15って聞こえた』


TH『…だって…』






走って帰ってきたんだろうテヒョニヒョンの手にはコンビニ袋


100個にしては少ないなーなんて誰もが一瞬で気づいた


それで…


めちゃめちゃ怒ってたAが、ニコニコしながらテヒョニヒョンに話しかけた





あれ？許したの？って思ったけど…






『ちょっと…私の目が悪いのかな？100個には見えないんだけど。』






目が笑ってない







さっきまでニコニコしてたのに、今は眉をピクリとも動かさない





うわ…現在進行形でまだキレてる…





はっきり言って今のAはユンギヒョンの10倍怖い


テヒョニヒョンもその圧にビビったのか、自ら正座した






TH『だって…俺だって回ったもん、コンビニ…』


『…で？』


TH『売り切れとか残り1個とか…そんなのばっかで…』


『…。』


TH『頑張って買って15個しかなくて…』


『……。』





相変わらず凍りそうなほど冷たい目をしているA


そんなAを見上げてじわりと目を潤ませるテヒョニヒョン





ヒョン…歳下の女子に泣かせられてる…






TH『…ごめん………ｸﾞｽｯ』


『……』






ガサガサとチーズケーキを取って、食べ始める





ヒョンだって頑張ったんじゃない？


だってうっすら汗かいてるし





許してあげたら？





きっとこの場にいるみんな言いたいけど、それ以上にAが怖すぎてむりだ…





SG『A、テヒョナも頑張ったんだよ』







さすがユンギヒョン！


かっこいいっす！！






SG『だから許してやっ…───』






『は？』






SG『…何でもない』







……………。








『…キムテヒョン。』



TH『…はい』



『これ、美味しい』



TH『…はい、…………え？』



『はい。食べる？』



TH『……A…』



『別に許してないよ、でも汗かいてるし』



TH『ｯ……』



『頑張ってくれたことなんて部屋入ってきてすぐ分かったし』



『だからもういい』



TH『A〜ｯ！！！』



『うわっ、ちょっ…』



TH『うぅ…』







Aに飛びつくテヒョニヒョンと、少し笑いながらその背中をさするA






Aの機嫌が戻ってよかったって切実に思う

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