非日常？？

非日常20日目 ページ20

SG『終わった』


『ありがと』


SG『ドライヤーどこに片付けんの？』


『私やるよ、貸して』


SG『ん。』


『ん。』




なんて文字数の少ない会話だ事！


でもなんで髪の毛かわかしてくれたんだろう


謎だ。。





SG『おい』


『ん？』


SG『ミンユンギって、やめろよ』


『…え？』


SG『ユンギがいい』


『いや、それは無理』


SG『なんで』


『ほかの人もフルネームだし。フルネームにしとかないと私の日常が狂ってしまうんでね』


SG『…また日常かよ』


『悪い？』





だって私は日常が好きなんだもん



非日常なんて求めてない



このままずーっとなんにもなく暮らす事が夢



普通に仕事について、普通に結婚して、普通に子供を産んで、普通に死ぬ



これこそ私の憧れの人生







『こんな事言うのもあれだけど、ミンユンギ達が来ることはもう私にとって非日常なんだよ』






だって世界で活躍するアイドルなんでしょ？



ファンだって何万人もいるんでしょ？



そんな人がここにいるなんて



ドライヤーで乾かしてくれてたなんて



今面と向かって喋ってるなんて






『私がここにいてもいいって言ったんだし、追い出すとかはしないけど、3週間経ったら私は元の生活に戻る。防弾少年団のことを知る1人の女子高生にね』


SG『…』


『だから名前では呼ばない』





ミンユンギは私の目を見て黙って聞いてた





ちょっとすると、ムッとしたような顔をして…





ギュウと抱きしめt…───





『ちょ、なにしてんの離してよ』


SG『…』


『ねぇ』


SG『ならユンギって言って』


『はぁ…ユンギ離して』


SG『これからもずっとユンギって言うって約束して』


『嫌だよ』


SG『なんでだよ…』






なんかおかしい






まだ2日しか知らないけど…






それでもおかしい








『どうしたの』


SG『別に…』


『いつもみたいにソファに寝っ転がってぐーたらしてればいいじゃん』


SG『……。』






そういうとスっと離れるミンユンギ







ほんと…どうしちゃったんだろう







逆に心配だ…







＿ガチャ





JM『ただいま〜』







パクジミン！丁度いいところに！


って…



え？






『外行ったの…！？』


JM『うん、でもバレなかったよ〜』





いやニコニコしながら言われてもさ…


うん、可愛いけど…


可愛いけど！






『可愛いから許す。』






SG『理不尽すぎだろ』

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