序の回 9 ページ9
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「SPEC…？」
有栖川と二宮の話を聞いた櫻井は眉間にシワを寄せ、あからさまに怪訝な顔をした。
「はい。超人的な能力を持つ人間の犯罪では...」
「有栖川、それ誰に聞いたんだ？」
「はい？」
「SPECの存在、誰に聞いた？」
有栖川の言葉を遮った櫻井は詰め寄るように問いかける。
「誰というか、独自で調べたんですけど...」
「くだらない。というか行方不明者探す暇あるなら未だに犯人逮捕に至らない殺人事件の捜査しろ」
冷淡な口調でそう告げると、チラリと二宮を一瞥しスーツのジャケットを翻した。
相手にならない、と苦笑する二宮の横で声を上げたのは有栖川だった。
「待って下さい！！」
有栖川の声に立ち止まり、振り替えった櫻井。
スーツの裾を握りしめ、震える声で言葉を紡いだ。
「行方不明者の捜索は、くだらないんですか？」
「そんなこと...」
「今そうおっしゃいましたよね？」
「語弊があるだろ」
ため息を漏らす櫻井は、腰に手を当てて有栖川を見る。
「警察が犯人は超能力者です、なんて言ったら始まんないだろ？
検挙出来ない事件は全て特殊能力のせいか？」
「でも私は信じたいんです！」
「何を？」
「人類の可能性です！
人間の脳は約10%しか使われていません。でももし残りの90%も使えるようになったら...
SPECを使うことも可能だと思うんです！」
「思うだけじゃ捜査出来ないだろ」
「でも櫻井さんにはSPECは存在しない、と言い切ることは出来ません！
何故なら、人類の可能性は未知数だからです！」
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気まずいコンビ - 戸田恵梨香好きだったんだけどな誠か？嘘か？わからないけど雛ちゃんと付き合ってた何てものすごい衝撃的にショックを受け傷ついた (2016年9月10日 3時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
氷天(プロフ) - ドラマのSPECもファンだったのでとても個人的に嬉しい作品です！！面白くて続きが気になります！！更新頑張ってください！ (2016年8月11日 14時) (レス) id: 18e95be271 (このIDを非表示/違反報告)
涙華 ｡.:* *゜(プロフ) - 凄い文才ですね…読んでて楽しいです。更新お待ちしております (2016年5月15日 8時) (レス) id: efcfc14a9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆらりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！続きがとても気になります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))更新頑張ってください！ (2016年4月30日 21時) (レス) id: e98542d643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷちーの
| 作成日時：2016年4月29日 18時
