序の回 35 ページ35
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部屋の鍵はわざとかけずに、エレベーターを使い一階に降りる。
既に呼んで置いたタクシーに乗り込んだ。
目的地を告げ社内で電話をかける。
「もしもし？俺だけど」
『俺らはもう着いてるから』
「30分はかかんない。すぐ行く」
『答え、出たん？』
関西訛りの男がニヤリと笑うのが想像できる。
二宮は一呼吸置いて口を開いた。
「あぁ、出たよ」
『そうか。ほな、楽しみに待っとるわ』
電話を切り窓の外を眺める。
流れていく景色を見るのは最後かもしれない。
案外刑事という仕事も悪くなかったな、と二宮は思った。
そこで出逢った仲間も、彼女も、勿論刺激的な毎日も、悪くなかった。
ただ1つ、彼を苦しめるものが無ければ、もっと刑事として働き、好きな人の傍にいつまでも居ることが出来た。
永遠なんて幼稚な言葉ではなく、ただ隣に居るだけで良かったのだ。
“こっち側の人間には、こっち側の生き方があんねん”
“あんたにも分かるやろ？”
“ﾌﾂｳの人間とちゃうねんから”
数日前に言われた言葉が脳内をリフレインする。
それを振り払うようにキュッと眉根を寄せ、携帯を握り締めた。
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気まずいコンビ - 戸田恵梨香好きだったんだけどな誠か？嘘か？わからないけど雛ちゃんと付き合ってた何てものすごい衝撃的にショックを受け傷ついた (2016年9月10日 3時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
氷天(プロフ) - ドラマのSPECもファンだったのでとても個人的に嬉しい作品です！！面白くて続きが気になります！！更新頑張ってください！ (2016年8月11日 14時) (レス) id: 18e95be271 (このIDを非表示/違反報告)
涙華 ｡.:* *゜(プロフ) - 凄い文才ですね…読んでて楽しいです。更新お待ちしております (2016年5月15日 8時) (レス) id: efcfc14a9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆらりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！続きがとても気になります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))更新頑張ってください！ (2016年4月30日 21時) (レス) id: e98542d643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷちーの
| 作成日時：2016年4月29日 18時
