序の回3 ページ3
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未詳のリフトが上昇する音が聞こえ、刹那足音が響いた。
「こんな時間まで残業？」
有栖川が顔を上げると、そこには安田が立っていた。
「調べたいことがあるので」
「そう。俺も聞きたいことがあんねん」
「なんですか？」
有栖川が尋ねる。
安田は一瞬有栖川のデスクに広がる資料を見て、少しだけ顔をしかめた。
「丸山、やったっけ？新しいやつ。どんな感じ？」
「知ってるクセに」
わざとらしくため息をもらす有栖川。
安田は机に軽く体重を乗せて、腕組をしている。
「明るくて活発で人に優しくて正義感の強い、よく笑う方です」
「………そっか、」
「それだけですか？」
有栖川は空になったマグカップを手に取りコーヒーメーカーに向かった。
その背中に安田は叫ぶように声をかけた。
「思い出したんや、何があったか」
その言葉に有栖川は1度動きを止めた。
しかし直ぐにマグカップにコーヒーを注ぐ。
「10年前のこと、大体やけど思い出した」
すっかり冷めてしまったコーヒーは、カップに注がれても湯気を立てない。
有栖川はそれを一口啜り、口を開いた。
「安田さんの記憶に、丸山さんはいるの？」
少しの沈黙の後に、安田は口を開く。
「いるよ。マルはちゃんと、存在してる」
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気まずいコンビ - 戸田恵梨香好きだったんだけどな誠か？嘘か？わからないけど雛ちゃんと付き合ってた何てものすごい衝撃的にショックを受け傷ついた (2016年9月10日 3時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
氷天(プロフ) - ドラマのSPECもファンだったのでとても個人的に嬉しい作品です！！面白くて続きが気になります！！更新頑張ってください！ (2016年8月11日 14時) (レス) id: 18e95be271 (このIDを非表示/違反報告)
涙華 ｡.:* *゜(プロフ) - 凄い文才ですね…読んでて楽しいです。更新お待ちしております (2016年5月15日 8時) (レス) id: efcfc14a9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆらりん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！続きがとても気になります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))更新頑張ってください！ (2016年4月30日 21時) (レス) id: e98542d643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷちーの
| 作成日時：2016年4月29日 18時
