僕が君の為に笑おう《JW》 (ページ45)

今日:25 hit、昨日:3 hit、合計:27,621 hit

○ ページ45

カットがかかるごとに、砂浜を走り回ったり、フリスビーを投げてみたり…

さっきまで寝ていたメンバーも元気そうだから良かった。

この自然な感じをカメラにおさめ、MVにしていくらしい。

7人の仲の良さが伝わりそう。

濵「なぁなぁ、写真撮ってる？」

1番遠くではしゃいでいる小瀧くん、神山くんを見ていたら、肩をとんとんと叩かれて。

その主は濵田くん。

「何枚かね。また作るの？」

濵「ふふ、素材集まりそうやしなぁ」

濵田くんが何かイベントごとに動画を作って、それをメンバーに送るのが恒例行事になっていて。

彼が見せてきたスマホには、夕日に負けないくらい暖かな笑顔の7人。

濵「Aさんも撮ったの見せて？」

そう言われて、彼らの写真をためているフォルダーを見せる。

_______これええなぁ

_______この望ええ顔してる

一枚一枚に丁寧に感想を言ってくれるのはいつものこと。

毎回照れちゃうんだけどね。

桐「何か楽しそうな声聞こえた」

中「お、また動画作ってくれるん？」

気がつけば年上3人が集合。

中「この濵ちゃん、なんちゅう顔しとんねん(笑)」

桐「ほんまや、やばいなぁこれ(笑)」

濵「たぶんカメラの画角気にしてたんやけど…めちゃめちゃアホ面やな、俺…」

ケラケラ笑う3人の声が届いたのか、遠くから4人が歩いてくるのが見える。