僕が君の為に笑おう《JW》 (ページ16)

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○ ページ16

「え、こんなとこ…」

『ふふ、びっくりした？』

「うん…」

そこそこ有名なホテルのレストランの、夜景が見える席。

俺っぽくないよなぁ、俺もそう思う(笑)

「もう少しちゃんとした服とかあったのに…」

『いつも会社に行く服も可愛いからええやん』

オフィスカジュアルっていうやつ、めちゃめちゃ好きなんやもん。

今日もレースっぽい白のトップスに、紺にチェックが入ったジャケット、グレーのスカート。

パンプスは俺が買ってあげたやつ…これは余計か(笑)

会社帰りに連れて行こうと思ってたから、俺もそんな堅い服着てへんしな？

少し拗ねていたAだけど、前菜が運ばれた瞬間目キラキラさせるん反則…

「美味しそう…」

『ほんまやな…』

打ち合わせのときに写真は見てたけど…

ほんまに想像以上。

「美味しいね」

目細めてにぃっと笑うAに、俺もつられて、おんなじ顔。

そこから、ビシソワーズ、鱈のポワレにローストビーフ。

なかなかに豪華よなぁ…

うん、結構背伸びしたんよ、せっかくやしな？

最後に出てきたのは、マロングラッセ。

「マロングラッセって珍しくない…？」

『そうかもなぁ…』

ちょっとドキッとしたけどすっとぼけたふりして我慢。

ふぅ、そろそろやな…

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あけましておめでとうございます.｡❊ᐝ
今年もよろしくお願い致します