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19. 元カレ ページ19

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結局、あれからすぐにお店を出た私たちは、櫻井さんちで飲みなおした。


私はと言えば、最終的には泣きつかれて眠ってしまったわけだけど・・・





そもそも、櫻井さんちには何度か行ったことがあって、


あの頃とまったく変わってない・・・っていうか、いつ行っても散らかってる櫻井さんの部屋が妙に懐かしくって、


ホッとしたのか、私はワンワンと泣いて、そして気付いたら、櫻井さんのベッドを占領していた(笑)


「おまえが来ると、いっつも俺はソファだからな(笑)」


「当たり前じゃないですか(笑)」


「おまえ以外の女の子は、みんな俺と一緒にベッドで寝たがるのに・・・」


「セクハラやめてー。訴えますよー。」


「おまえなぁ・・・」


いつ買ってきてくれたのか、コンビニのサンドウィッチを朝ごはんだと手渡され、そんな文句を言い始めた櫻井さんに思わず笑ってしまう。





朝ごはんをごちそうになって(?)櫻井さんちを後にする。


ホテルに戻った私が、もう一眠りしてから、シャワーを浴びて空港に向かうと、


夜遅くではあるものの、ほぼ定刻の飛行機で到着した元彼をピックアップして、タクシーに押し込んだ。





《A・・・なんて言うか・・・》


《あー、仕事だし?気にしないで(笑)》


私、ちゃんと、笑えてるかな?


《夕飯は?》


《機内食、食べた。》


《じゃあ、大丈夫?》


《うん。》


そんな当たり障りのない会話をしているうちに、ホテルに到着した私たちは、


私と同じフロアに取った部屋にチェックインをすると、


この前私の携帯と一緒に契約した彼用の携帯を彼に渡して、


必要最低限の連絡事項を伝え、自分の部屋へと戻った。


「たかが一週間なのに、ときめく・・・(笑)」


少し離れていただけで、胸をときめかす自分に呆れる。


私、ちゃんと気持ちを切り替えて、仕事出来るのかなあ。


そんな不安をチラリと感じつつも、日付けが変わりそうな時計を横目に、ベッドへと潜り込んだ。



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設定タグ:松本潤 , , ゆん*   
作品ジャンル:恋愛
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ゆん*(プロフ) - ぴーまんさん» そう!あっちこっちにふらふらり。そんな優柔不断な子が描きやすいんです(笑)Jの攻めにご期待くださーい! (2014年9月3日 23時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - ゆん*さん» ほんとだぁ~恋愛マスターみたい(笑)ゆんさんの描く主人公ちゃんって、結構フラフラしてますよね?(笑)キライじゃないです~(笑)潤くんの攻めに期待大です~o(^o^)o (2014年8月31日 19時) (レス) id: e9e2051c7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ぴーまんさん» 攻めて、引いて、どう出てくるのか・・・どうぞお楽しみに☆ (2014年8月31日 14時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ばにらさん» 満喫していただいてるようで嬉しいです♪第2章もどうぞよろしくでーっす! (2014年8月31日 14時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - 潤くんハピバ~o(^o^)o豹変潤くん攻めますね~♪ (2014年8月30日 20時) (レス) id: e9e2051c7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆん* | 作成日時:2014年8月27日 23時

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