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15. 彼の印象 ページ15

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とりあえず謝ったことで、いくらか気持ちが軽くなった。


しかし・・・なにがすごいって・・・


もう社内の女の子たちの間で、“付き合ってるっていうのは誤解で、酔っ払った私が、たまたま会った松本くんに助けられただけ”っていう話が流れていることだ。


櫻井さんはもともとすごい人気だったけど、松本くんもすごいな・・・


私が2年目のときに新入社員として入って来た彼の印象は、


細くてかわいい。


そんな印象で・・・


営業部で彼と一緒だったのも、ほんの半年程度だったから、“頑張って仕事覚えてます!”っていう記憶がほとんどで。


その半年の間も、たまに話をすることはあっても、特になにか印象に残ることを話したような記憶もない。


企画部に移ってからも、櫻井さんとは月1くらいでフラリとご飯食べに行ったり、飲みに行ったりしてたけど、


松本くんの話は、たまに櫻井さんから聞くくらいで、接点もほとんどなかったから、なんだか浦島太郎みたいな気分。


その櫻井さんから、しばらくしてから聞いたのは、本当は私が松本くんのチューターになる予定だったということ。


だけど、企画部に異動という話も出てたから、結局彼のチューターは、私じゃなくて他の人になったんだ、って・・・


「おまえがチューターになってたら、どうなってたんだろうな(笑)」


そう言って笑った先輩の顔を思い出す。


そんな懐かしいことを思い出しながら、ミーティングやスウェーデンとのやりとりをしているうちに、あっという間に定時になった。


「来週から忙しくなるから、今週は残業しないで帰れよ。」


そう言ってくれた部長の言葉に甘えて、帰り支度を始める。


正直、まだ時差ぼけだ。


だけど、それよりも辛いのは、この湿気・・・


ビルの外に出た瞬間、モワッと襲ってくる湿気に、息が詰まる。


「これがサウナだっていうなら、話は別なんだけどなあ・・・」


滞在中にやってくる日本の夏を思うだけで、さらに憂鬱になる。


しかも・・・


「あー・・・明後日かあ・・・」


明後日スウェーデンからやってくる同僚のことを考えただけで、足取りまで重くなってくる。


そんな気持ちを吹き飛ばすように、


「おいしいもんでも食べて帰ろっと。」


食べ物で気持ちを奮い立たせた私は、駅の近くにあるおしゃれな創作和食のお店の暖簾をくぐった。



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設定タグ:松本潤 , , ゆん*   
作品ジャンル:恋愛
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ゆん*(プロフ) - ぴーまんさん» そう!あっちこっちにふらふらり。そんな優柔不断な子が描きやすいんです(笑)Jの攻めにご期待くださーい! (2014年9月3日 23時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - ゆん*さん» ほんとだぁ~恋愛マスターみたい(笑)ゆんさんの描く主人公ちゃんって、結構フラフラしてますよね?(笑)キライじゃないです~(笑)潤くんの攻めに期待大です~o(^o^)o (2014年8月31日 19時) (レス) id: e9e2051c7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ぴーまんさん» 攻めて、引いて、どう出てくるのか・・・どうぞお楽しみに☆ (2014年8月31日 14時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - ばにらさん» 満喫していただいてるようで嬉しいです♪第2章もどうぞよろしくでーっす! (2014年8月31日 14時) (レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - 潤くんハピバ~o(^o^)o豹変潤くん攻めますね~♪ (2014年8月30日 20時) (レス) id: e9e2051c7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆん* | 作成日時:2014年8月27日 23時

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