○ ページ28
『おまたせ。よいしょっと』
戻ってきた彼はまた隣に座って、私のおでこに冷却シートを貼り付ける。
そのまま額をよしよしされたのは、私が冷却シートを嫌っているのを知っているからなのか。
いつもなら子供扱いしないでと怒るところだけど、今日は甘やかされるだけ甘やかされたい気分。
『それなりにあるやんけ』
ぽけーっとしている間にかさされていた体温計が抜かれる。
…りゅうくんの顔的に、結構あるんだろうなあ。
“うわぁ…”と落胆しているのがよく分かる顔。
眉間にしわが寄って、眉毛が下がって…
いつものかっこいい顔はどこに行っちゃったんだろう。
こんな顔をさせたい訳じゃないのにな。
「なんでりゅうくんが辛そうなの？(笑)」
とにかく笑ってほしくて、少しおどけてみるのは私の強がり。
『んー、お前が辛そうやから？』
でも、バレてるんだよなぁ、なぜか。
「熱が？そうでもないよ？」
それでもすっとぼけようとするの、本当に悪い癖だなぁ。
『あーもー、はいはい。分かったから。一回寝よ』
あ、怒らせちゃったかも。
そう考えている間にゆっくり体を横にされて、りゅうくんの膝の上に頭が乗っかる。
「…重いから部屋で寝る」
『ええから』
そう言って目の上にりゅうくんのあったかい手が乗ったら、自然とまぶたが閉じていった。
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yun.(プロフ) - はるかさん» コメントありがとうございます！なんだか神ちゃんカップルは総じてほわほわしてそうだなぁ…と思いながら書かせて頂きました(笑)けど、ちゃんと支え合ってもいそうで素敵…すべて妄想ですが(笑)次は流星さんなのでもうしばらくお待ちください♪ (2020年8月9日 14時) (
レス) id: 6cb94abdbb (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こんにちは。お久しぶりです！神ちゃんの小説読まさせて頂きました！さりげなく過ごす中での、2人の会話にとても温かみを感じ、読んでいて正にお互いの愛を感じました！素敵なお話でした！ぜひ、これからも応援しています！ (2020年8月5日 12時) (レス) id: 5a59404731 (このIDを非表示/違反報告)
yun.(プロフ) - はるかさん» かしこまりました！まだ流星くんのは考え途中だったので参考にさせて頂きます。コメントありがとうございました( ^ ^ ) (2020年7月23日 1時) (レス) id: 6cb94abdbb (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - コメントありがとうございます。こちらの小説で、流星君で、同棲してる彼女が凹んでるのを見て、励まして笑顔にしてくれるお話を読んでみたいです。もし、書いて頂けたら嬉しいです！ぜひ、よろしくお願い致します！ (2020年7月22日 21時) (レス) id: 5a59404731 (このIDを非表示/違反報告)
yun.(プロフ) - はるかさん» コメントありがとうございます。この作品ではなく新たにということでしょうか？必ず書けるとは言い切れませんが、ぜひリクエストをお聞かせください♪ (2020年7月22日 20時) (レス) id: 6cb94abdbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yun. | 作成日時：2020年7月15日 22時
