熱 ページ31
・
部活が終わってもAさんは来なかった。
そして、誰もAさんのことなど
心配していなかった。
今日は部活を休んだのだろうか？
及「あ、国見ちゃん、このコーン
戻しといてくれる？」
国「わかりました。」
俺は、体育倉庫を開けた。
すると、そこには、
『く、にみ？』
Aさんがいた。
国「Aさん！」
あまり使われない倉庫だったので、
人の出入りが少ない。
だから、誰も気付かなかったのだろう。
今日は雨だったのもあって、体育倉庫は
冷えきっていた。
俺は、急いでジャージを着せた。
冷たい体育倉庫とは裏腹に、Aさんの
体は熱かった。
国「熱！」
Aさんはぐったりしていた。
国「誰にやられたんですか？また町川ですか？」
『へへ、私が仕事が遅いから、
閉じ込められちゃった。』
そう言って、ふにゃっと笑った。
…可愛い。
とか、そんなんじゃなくて！
国「保健室は…あ、閉まってるか、」
俺は、Aさんを抱き上げた。
Aさんは安心したからか、寝てしまった。
俺は急いでAさんを連れて、
家に帰った。
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夢民(プロフ) - ふと開いたら素敵な作品で、涙が溢れました。小説を書くことって、私にとっては難しい事だから、こんな風に書ける事に憧れます。これからも頑張ってください、素敵な作品に出会えて幸せです (2021年8月5日 1時) (
レス) id: 21fbb4a0a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 何回も読んで泣いてました。素敵な作品に出会えてよかったです。 (2021年4月2日 22時) (レス) id: 2005a7f8cc (このIDを非表示/違反報告)
白布ん - 幸希さん» ほんとに泣きました。私この作品が大好きで何回も読み直して泣いてますし、夢主ちゃんの気持ちも分かります。もうほんとにこの作品が大好きです、、 (2020年10月24日 16時) (レス) id: 5823764a0d (このIDを非表示/違反報告)
しらすパン(プロフ) - とても泣きました。本当に素晴らしい作品でまた今度読み返そうと思います。 (2020年10月19日 18時) (レス) id: e60b228b3b (このIDを非表示/違反報告)
幸希(プロフ) - めっちゃ泣きました！ (2020年10月17日 21時) (レス) id: 22881124b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2020年8月16日 11時
