◎5 ページ5
.
なんで泣いてたのか、詳しく聞かず
ずっと喋り通しで笑かそうとしてくれる濱ちゃん
会社の面白い部長さんの話とか
実家の話とか
淳太の話、とか。
紫「今日な〜、久しぶりに3人で集まりたいなー思って淳太に会社で会ったとき聞いたら『今日は無理や〜』って断られてもうて」
でもAが電話出てくれてよかったわ〜
ぼっち飯ならんでよかった、よかった
濱ちゃんに淳太の事で泣いてるなんて
言えなくて、でも濱ちゃんが話す言葉からは
どうしても淳太を連想してしまう…
あかん、もう泣きそうや、
濱ちゃんの話に、なんとか合わせて
笑ったけど遂にもう堪えきれなくなった
涙がポロッと零れ落ちる瞬間、
ぽんっ、と頭の上に
濱ちゃんの大きな手がのせられた
紫「…俺の前では、泣いてもええねんで。Aが言いたくなかったら言わんでもええ、せやけど、泣くのまで我慢したらしんどいやろ」
な？とわしゃわしゃ撫でてくれる濱ちゃんの優しさに、堰を切ったように涙がどんどん零れ落ちる
泣いてる間、ただ隣で
小さい子をあやすように一定のリズムで
トン、トン、と肩をたたいてくれる濱ちゃん
.
.
それからどのくらい時間が経ったのだろう
濱ちゃんは何も聞かずにただ隣にいてくれる。
人の前でこんなに泣いたのなんて
いつぶりかな、、
それこそ、高校の時の
嫌がらせされて、2人に相談した時かな…
あ、また淳太……
あんな場面を見たのに、
普通ならもう、諦めるべきなのに
私の心は「淳太が好き」ってこと以外は
受け付けていないみたい。
なんで、諦めきれないんだろう
このまま好きでいても
ただ自分が辛いだけなのに。。
紫「…よし、今日は飲むか！」
貴「ふふっ…ありがと、濱ちゃん」
紫「何言うてるんもー！あ、A腹減った〜」
貴「はいはい、笑 なんか適当に作るね」
ぱぱっと冷蔵庫にあるもので料理して
濱ちゃんの前に並べると
ぱぁっ！っと目を輝かせて
紫「いただきます！！！…っんまぁ！」
貴「よかった笑 あ、濱ちゃんビールでええ？」
紫「おん！Aも飲もや！」
貴「はいはい笑」
2人でご飯食べて、お酒を飲みながら
あーでもないこーでもないって
世間話してたとき
なぜか、淳太の話になって……
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1310人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かおり(プロフ) - 久しぶりに占ツクを開きました。続きが読みたい！更新、楽しみに待っています。 (2018年1月3日 19時) (
レス) id: 640a729e91 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 大好きな2人なので！早く続きが気になります！笑笑 (2017年10月2日 16時) (レス) id: ebfc3eea64 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 昨日初めて読ませてもらったのですが、とても面白くて一気読みしました！これからも無理のないペースで更新頑張って下さい！楽しみにしています(^^)v (2017年9月3日 9時) (レス) id: 1468dc519d (このIDを非表示/違反報告)
咲羅(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！このお話し切なすぎて泣いちゃいそうです。これからも更新頑張ってください！！ (2017年7月25日 17時) (レス) id: 16daf3422a (このIDを非表示/違反報告)
な っ つ ん .(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！もう�陲舛磴鵑�切なすぎて…。これからも楽しみにしています！！ (2017年6月26日 22時) (レス) id: afa2549684 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう
| 作成日時：2017年6月12日 9時
