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貴「お話が、あって…」
赤「…はい。」
そう伝えると、ドアにかけていた手を離し
私の方をまっすぐ見つめる重岡さん。
その視線に、
ただでさえ煩いほど鳴っていた胸が
重岡さんに聞かれてしまうんじゃないかってくらい
大きく、ドキドキと音を立てる。
貴「あ、神山さんに…」
赤「神ちゃん、？」
貴「重岡さんが、仕事終わる時間聞いて…待ってました、」
赤「…おん、」
どうしよう、声が震えて
言葉がうまく話せない、
重岡さんがどんな表情で私を見ているのか
それすらも怖くて見れない……
それでも、重岡さんは
焦らすことなくただ、待っていてくれる。
貴「…どうしても、…伝えたいことがあって、」
赤「……」
貴「…あのっ、気持ち悪いかも、しれないですけど……わたし、ずっと……っ！」
赤「…あかんっ、」
え……？
思い切って、震える声で伝えようとしたら
重岡さんの声に遮られ、
それどころか、ふわっと、
どこかで嗅いだことのある柔軟剤の匂いに
包まれると共に真っ暗になる視界…
自分に何が起きたのか
全くわからない、
えっと、今わたし…
告白しようと…して…
重岡さんに…遮られて…
えっ、わかんない、
何が起きてるの、？
頭の中はパニックで真っ白で
でも、
この香り……
貴「……ダイキ、さん…」
思わず零れた小さな声に、
私の背中に回る重岡さんの腕が
ぎゅっ、っと強くなった
赤「……やっと…、やっと気づいてくれた、っ」
貴「うそ…っ、」
赤「…おん、Aちゃんっ、」
耳元で囁かれる優しい声に
ぶわっと、瞼に涙が溜まる
赤「…なぁ、」
貴「…っはい、」
赤「俺の話…聞いてくれる、？」
少し震えてる重岡さんの声に
溢れそうな涙を堪えながら頷く
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りんか - 続きが、、続きが読みたいです、、キュンキュンが止まりません、、！ (2020年6月14日 2時) (
レス) id: c4177609e4 (このIDを非表示/違反報告)
★ - ページ14（一番最後のページ）の【赤「……はぁ、侑ちゃんほんま可愛ええな」】→名前変換できてないです パート1のコメント欄間違い2つ指摘したので直してもらえたら嬉しいです。 (2017年11月21日 0時) (レス) id: 44661be576 (このIDを非表示/違反報告)
重太郎 - 更新頑張ってください！待ってます！ (2017年6月23日 18時) (携帯から) (レス) id: 753aed4fdb (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - 完結おめでとうございます！めっちゃキュンキュンしました！これからも頑張ってください (2017年6月10日 20時) (レス) id: 156d9bc4a9 (このIDを非表示/違反報告)
∞菜の花∞(プロフ) - 完結おめでとうございます！しげの繊細な性格が細かくて切なくて、更新されるたびにドキドキしてました！ふわふわキュンキュンな素敵なお話をありがとうございました！表現力も素晴らしくて尊敬の域です！これからも期待しています！ (2017年6月10日 6時) (レス) id: 9fedf6934a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう
| 作成日時：2017年6月9日 6時
