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スタジオの外に出る



『もしもし?』


伊『悪い、仕事中だよな?』


『知ってたらかけてくるなよ、』


伊『お前も電源切っとけよ、』


『……で、要件は?』


伊『そうそう、そっちに居るらしい』


『誰が』


伊『"あゆか"が』


『え、』


伊『俺も、ついさっき知って』


『いや、でも韓国に居るってだけだろ?』


伊『いや、それがさ、スタイリストとして働いてるらしい』


『嘘だろ、』



伊『まぁ、同じ業界つっても広いし会う事はないと思うけど、お前にとっては結構緊急だと思って、とりあえず気をつけろよ、仕事中にごめんな』




そんな、あの名前はもう何年と聞いてなかった、



「あゆかさん衣装お願いします」


「はい」


隣のスタジオから聞こえた声、


震えが止まらない


フラッシュバックする記憶。


僕は膝から崩れ落ちた


「な、なんで、あいつが、」


SA「ちょっと!Aいつまで電話してんの、速く戻っ………大丈夫?」


何も話せないでいるとソアは僕を引っ張りあげてくれてなんとか立つことができた、


SA「なんの電話か知らないけど、ちょっと休む?顔色やばいよ」


「……」


僕は黙ってソアに着いてくことしか出来なかった、


スタジオに入る直前



『A?』



あいつに呼ばれた気がした

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作者名:アヤ | 作成日時:2021年2月19日 16時

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