幼なじみ？腐れ縁の間違いです (ページ9)

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塩８ページ9

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しばらくほっぺを触られたあと、やっと手を離された

『ったく・・今度おばさんに言いつけてやる。ユンギがいじめる～って』

お弁当を守りながら睨む

絶対ほっぺ赤くなってる

YG「言いつければ。俺もAのおばさんに言いつけるし。Aがいじめるって」

飄々とした様子のユンギ

なっ

『私はいじめてるんじゃなくていじめられてる側だし！ねえ、サナ？』

SN「今フォロワーさんのチェック中。話しかけないで」

こちらに目も向けないサナ

ひどっ

親友の危機よりSNSかよっ！
まあそんなところも好きなんだけどねっ！！

ユンギが悪い顔してこっち見てる

もう知らんからなお前

お弁当盗み食いされるし(取り返したけど)

『・・・ユンギなんか嫌いだから。ばか』

思わず言っちゃったけど、事実だもんね

ほっぺ痛いし

気まずくて顔を背けると、ユンギが黙った

？

なんも言い返さんの？

と思ったら急に背中に重みが

YG「・・・」

黙って体重をかけてくる

『・・なにさ』

こんどは肩にぐりぐりと頭を押し付けてきた

いや猫か

髪の毛くすぐったいんだけど

YG「・・俺は好きだけど？」

ぼそっと耳元でつぶやくこいつ
顔はうつむいていて見えない

・・・・

・・・

『・・次の休み、特盛かき氷奢れよ』

結局許しちゃう私も、ユンギになんだかんだ甘いのかも・・しれない

昔から私の機嫌の取り方が上手いよね

何をどうすればいいのか熟知してらっしゃる

YG「は・・・太っても知らねえからな」

『余計なお世話だ』

ユンギに向き直って、頭をわしゃわしゃしてあげた

普段は私が頭ぐしゃぐしゃにされがちだから、やり返してやる

ふわふわさらさらかよ

やっぱりユンギがヒロイン((((

『・・私のことが大好きなユンギ君。私もお前のこと嫌いじゃないし、好きだよ』

YG「・・・調子のんなボケA」

急に顔を上げたと思ったら、珍しくもお砂糖たっぷり笑顔だった

『あん？！人が優しくしてやったらすぐそれかおい。しばくぞ』

YG「あ"?やるか？」

『上等だよやってやるわ』

ガンを飛ばしあう

SN「わ～このレジンすごっ！」

これがお昼休みの光景

ちなみに、私はユンギの髪の毛をちょんまげにしてやりました
ユンギには髪の毛をわしゃわしゃーっとやられました

お互いぼさぼさになった

YG「お前のせいで最悪」

『そのままお返しするよ』

SN「(・・この二人、お互い素直じゃないのよね。めんどくさっ)」