幼なじみ？腐れ縁の間違いです (ページ38)

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塩３７ページ38

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『わぁーお、すごい圧巻だね‥』

JK「プレゼントの山だ‥！」

私は、ユンギにはおそろいのヘッドフォン、ジョングク君にはバナナキックその他諸々の
お菓子を段ボール一箱分、おばさんにはマフラーを用意していた

ユンギは私にはアクセサリーらしきものが入った箱、ジョングク君にはお菓子、おばさんには
可愛いブローチ

サナに教えてもらったらしい

ジョングク君はユンギにバスケットボールのキーホルダー、おばさんには詩集、私にはジョングク君と
おそろいのウサギのキーホルダー

おばさんは手作りのパウンドケーキと、クッキーをたっぷり

『ていうか、ジョングク君宛てのプレゼント全員お菓子じゃん‥』

JK「嬉しいからいいよ！ヌナは僕とおそろいだねー！」

「やるじゃないジョングガ～」

可愛いピンクのふわふわウサギ

YG「‥‥」

不機嫌そうなユンギは、黙って私に箱を突き出してきた

『え、なになに？ありがと！』

白い箱を開けると、中に繊細なネックレスが入っていた

銀の細いチェーンに葉っぱの飾りが通されている

『うわぁー‥すごいきれい…ていうかこれ、どうやってつけんの？』

YG「貸してみ」

心なしか機嫌が回復したユンギに、さっと奪われた

首を出せ、というから素直に髪の毛を退けた

かちん、という音がして顔をあげると首元にネックレスが光っていた

YG「それ、ずっとつけとけよ」
満足そうに頷かれても…反応に困る

「あらあらユンギヤ‥」

JK「うわぁヒョン‥」

置いてけぼりにされていた二人が、何故かそろってドン引きしていた

JK「付き合ってないのにそれとか‥ヒョン重「なんか文句あっか？」‥ヌナかわいそ」

『？まあ私はこれ綺麗だから気に入ったけどね。はい、ユンギにもこれ』

そう言って、ヘッドホンを手渡す

YG「！これ、Aのと同じ機種じゃん！」

珍しく大声で叫ぶユンギ
なんだ、そんなに嬉しいか

『私は白で、ユンギが黒ね。奮発したんだよー！』

頑張ってバイトしたお金で買ったんだからね、感謝してよ

口元がゆるゆるに緩んでるぞ、ユンギ君

JK「ヒョン、表情管理w‥「うっせぇ」…なんか僕にあたり強くない？」

「ふふ、素敵ねぇ。二人ともお互いのことが大好きなのねぇ」
おばさんがにこにこしながら言う

JK「そーなんだよ、人目も憚らずにすーぐ二人だけの世界に入るから困る‥」

ジョングク君に呆れた風に言われてもなぁ

「「しょーがないじゃん」」

だって、私たちだよ？