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塩3 ページ4






開ききってない目でこっちを見てる。


ぷっ。髪ぼさぼさじゃん。




YG「・・・なんでお前がここにいんの?」



はいはいお決まりのセリフでたー。




毎回いうよねそれ。



『ユンギが寝ぼけてこっち来て、私の上で寝てたんだよ。潰れるかと思ったわバカやろう』




ていうか起きたんだから早くどいてくんない?



起き上がれないんだけど。



そして締め付けてる足をほどけ。






YG「・・変なことしてないだろうな」


ゆっくり起き上がって自分の服装を確認するユンギ。


いや確認より早くどいてくれないかい



『私がユンギを??はっ冗談はよしこサン』



YG「ネタ古っ」



『うるさい』





精神年齢45さい(自称)なんだよ文句言うな。

・・・・・


この後の流れは皆さんお察しの通り。





ユンギとぎゃーぎゃー言い合っていたところで、私は気づいた。






・・嫌な予感がする。




『・・ねえ今何時?』


怖いから自分で時計は見ない。(他人任せ)





冷や汗がおでこを流れた。





YG「・・・7時50分」
小さな声でユンギが答える。





・・・・やばい。




遅刻だ!!!!!




即座にユンギは私の部屋の窓に足をかける。

そのままベランダに飛び移り(サーカス団に就職したほうが良いと思うよ)、部屋に入る。






私は部屋の窓とカーテンを閉め、JK得意技の早着替え。



本来ならば漫画の話じゃあるまいし、幼なじみの異性と一緒に登校するとかありえない。






なのに何故、毎朝一緒に登校しているのか??




理由は簡単。



クソバカあほユンギ(ごめんなさい)のせいで二人そろって遅刻ギリギリになるんだよ!!



ちょっとは学習しろやボケェ!!!





お前みたいに私まで問題児扱いされたらどうしてくれんだ!(もうされてる)




2人で揃って家を飛び出し、猛ダッシュ。

ユンギはまあまあ足が速い。



私は普通。






YG「おっそ。遅刻すんぞー」


前を走りながら煽ってくるユンギ。




『うるせぇ!誰のせいで遅刻ギリギリになってると思ってんだ!?』




YG「俺は起こしてあげようとしただけだし。善意だし」



ぎゃーぎゃーと言いあいながら登校する。



毎朝の光景。


八百屋のおばちゃんから生暖かい目で見られた。

解せぬ。






※ 主人公ちゃんの両親は共働きで、早朝に家を出て夜遅くに帰ってきます
(ご都合展開・・)

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設定タグ:防弾少年団 , ミンユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆぅり | 作成日時:2021年10月25日 19時

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