／８「事実」 ページ10
置いてあったシャツと七分丈ズボンを履いて、アンナの髪をドライヤーでブオーと乾かす。私の髪はアンナがやってくれた。下着は、ボクサーと黒のタンクトップを用意してくれていて、少し助かった
あ「お風呂ありがとうございました。草薙さん」
草「ええよええよ。それより、寒くないか？」
あ「大丈夫です」
草「ならええけど……思ったより、細いやっちゃな。サイズ合ってると思うたけど…」
顎に手を当てて首を傾げた草薙さん
十「本当だ。肩幅狭いね」
櫛「カタカナは女の子だもん」
あ「ま、そーゆー事です」
少し余る袖をヒラヒラと振り、バーのスツールに座った
あ「…で、何からお話すれ」
十「待って待って待て！！！！？」
あ「何です、うるさいですね。人の裸見ても何とも言わなかったくせに」
櫛「カタカナ……根に持ってる…？」
草「ま、まぁ…なんや……その…ほんまか？」
草薙さんの視線が少し下に降りる
あ「サイテーです、本当に。胸無くて悪かったですね」
草「か、堪忍！堪忍やA…ちゃん」
鎌「勘違いして悪かった」
あ「…大丈夫です。これからは男らしくムッキムキになってみせます」
草「ならんでええよ！？」
ムッキムキの私を想像したのか、顔を青くした草薙さんが両手をぶんぶんと振った
あ「ま、性別なんてどっちでもいいです。で、その…まず……聞きたいことがあるんで聞いてもいいですか？」
十「良くないけど……聞きたいこと？」
あ「はい。ここ何処ですか？」
十「あれ？言ってなかったっけ？バー「HOMRA」で、草薙さんのお店だって」
あ「あ、そういうことではなく…」
草「あぁ、鎮目町やで」
あ「鎮目町？」
うーん、だよね。うん。私の家…ないのかな…
草「せや。で、こっちからなんやけど…何でアンナの名前知ってたん？」
あ「……何ででしょう。私も知りたいです…目が合った時、「櫛名アンナ」って言葉が浮かんだ…と言いますか……アンナ、私と前に会ったことある？」
櫛「ううん、会ってない」
あ「だよねー……」
はぁ……嘘だってバレないといいけど
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雪 - これすっごく面白いです！続きが気になりますです！今は更新停止？してますが、楽しみにしてますので更新頑張ってくださいです！(*´∀｀*) (2018年2月16日 17時) (
レス) id: aec3587ece (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年8月24日 21時) (レス) id: 771b771cba (このIDを非表示/違反報告)
遊 - とても面白くて続きが気になります〜！！！応援してます！！ (2017年3月21日 3時) (レス) id: 48d85b23ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠りん
| 作成日時：2017年3月5日 17時
