どうしてこうなった！！ part3

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りょーたんはそう笑顔で言ったあと、自分のデスク戻った。



私も、パソコンに視線を戻し、手元の書類を捲る。



「ん？あ、資料足りない」



私はそう呟いて立ち上がった。



玲「俺も！」



「いや、もう大丈夫だから！



一人で行きます！」



私はそう言って、資料室に行くことにした。



龍「あ、A」



資料室のドアを開けると、龍友もたまたま資料室に何かを探しに来てたようで。



「あ、龍友も何か探し物？」



龍「まあな。やっと一人で行動できるようになったんか笑」



「半ば無理やり笑」



私はそう言いながら、自分の資料を探した。



龍「……なあ、聞きたいことあるんやけど」



「ん？何？」



龍友がやけに真剣そうに私にそう言ったので、私も資料から目を離し、龍友を見る。



龍「涼太から、何か言われた？」



「何かって……あれかな、彼女のふりしてくださいってやつかなー」



私はそう言って、首をひねる。



龍「引き受けたん？」



「まあ、困ってたみたいだし、ちょっとりょーたんには借りがありまして……」



龍「……涼太のこと、好きにならんで」



「え？何でそうなんの？笑」



何が心配なのか、龍友はそう少し苦しそうな表情でそう言ってきた。



龍「涼太やからって油断すんな言うてんの！



頼むから……」



「……分かったよ」



龍友のそんな表情を見てなんだか無視できないなと思った。



龍「俺は、相手が誰であれ、嫉妬してまうから。



……あー、Aは俺のやないのになー」



龍友はそう言って頭を掻く。



「……ちゃんと考える。



何はともあれ龍友は私の大切な人だから、きちんと考えたいの」



龍「分かってる」



龍友はそれだけを言って、じゃあ、と資料室を出た。

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