どうしてこうなった！！ part3

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龍友side



龍「今の話詳しく聞かせろ」



臣「原田ってあの経理部の原田？」



俺と登坂さんは、二人でその男性社員集団にそう詰め寄った。



経理部の原田は、わりと整った顔をしていて、営業部に次いでモテるやつやって聞いたことある。



ただ、女癖はあまり良いもんやないと聞いてるけど。



○「はい、経理部の……」



龍「Aとどっか行ったんか！」



俺はそう答えた男性社員の隣のやつに詰め寄る。



△「営業部にいて靡かないから俺が落としてくるーって言ってました……」



俺の顔が怖かったのか、若干怯えながらそう答えた男性社員。



そんなに怖がらんでもええやろ、男やろが！←



臣「……どこに行ったか、分かるか……」



登坂さんが静かに怒気をはらんだ声で男性社員たちに尋ねる。



そんな登坂さんを見て、また、ひっと震え上がる男性社員たち。



○「……中庭の方に散歩に行くって言ってるのが聞こえました……」



龍「……そか、行きましょか、登坂さん」



臣「……ああ。悪かったな」



登坂さんは男性社員たちにそう一言かけると、会場をスタスタと出ていった。



俺もそれに遅れないように、会場を出た。









***









原田「ここ、わりと夜景も綺麗じゃないですか？」



原田くんは、私の浴衣の袖を引いて、中庭に連れてきた。



まあ、確かに。



でも、昼間見た、佐野が連れていってくれた絶景スポットの方が綺麗だったかなー。



「そうですね、夜景も綺麗なんですね」



私は原田くんの言葉に営業スマイルで答えた。



原田「……あの、Aさん、俺、ずっとAさんのこと気になってたんです」



原田くんはそう不安そうに眉を困ったように下げながらそう言った。

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