どうしてこうなった！！ part2

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臣「俺たち、本気でAのこと好きになりました。



……今回のゲームはAの一人勝ち。



Aを傷つけるようなことは絶対にしませんよ」



俺はそう言って、健二郎さんの目を真っ直ぐに見つめた。



臣「……逆に健二郎さんがAを傷つけるようなことがあれば、俺も許しません」



俺がそう言うと、健二郎さんは黙りこんで俺を静かに見つめた。



二人の間に沈黙が流れた。




「帰りましたー！イチゴとチョコレートブラウニーとバニラどれにします？



……って、何かありました？」









***









コンビニから帰ってくると何かただならぬ雰囲気を醸し出している二人がいた。



健「仕事の話やで笑。



おっ、ええな、3つあったら迷ってまうわ笑。



なあ、臣？」



臣「そうっすね笑」



そう言って、コンビニの袋をのぞく二人には違和感は何もなかった。



……聞くなということだろう。



「何にしますか？チョコレートブラウニーは私です！笑」









***









それから金曜日まで健ちゃんが職場にいる緊張感になかなか慣れることはなかったが何とか仕事はこなした。



ここで失敗すると涙ボクロあたりに笑われそうだから。



岩「Aちゃーん、今日は健二郎さんのおかえりさない会だからねー？



帰っちゃだめだからねー？」



子犬が私のデスクの近くを通るたびにそう言った。



「分かってますって」



私だって健ちゃんと久しぶりなんだから飲みたいし。



みんなで居酒屋に入るときに、白いのがパタパタと隣にやって来た。



玲「今日こそAさんの隣に座りますから！」



白いのがうーっしっと気合いを入れている。



「……りょーたん、隣に座りましょう」



涼「いいんですか？ぜひぜひ笑」

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