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片寄くんが、避けてるから、私のこと。
でも、これでいいんだよね?
だって、片寄くんとは一夜の過ちだ。
今なら、なかったことに、できる、はず。
今の広臣には、何にも不満なんかない。
私が、望んでた生活になってる。
なのに、なのに、なんで……?
私ね、カナちゃんとのことがあったとき、広臣に抱きしめられてね、思ったのは、"帰りたい"じゃなかった。
"ああ、帰らなきゃな"だった。
私が、片寄くんのところにいる理由なんて、もう1mmもない。
だから、帰らなくちゃ。
そう思ったんだよ。
サラ「……ちょっと、受付でそんなくらーい顔しないでよ。
……片寄くんは、遊びだったって言ってたし、あんたが好きなのは登坂さんのはずでしょ?」
「……うん。
私が、好きなのは、広臣だよ」
少し、迷ったのは、気のせいなの。
本当に、私は、今、シアワセなんだから。
お願いだから、もう思い出さないで。
私はそう思った。
***
涼太side
龍「……はあ?
遊びやって嘘ついて追い出したあ?」
涼「……うん」
龍友くんは、はあ?意味わからーんと言って、頭の後ろで手を組んだ。
……だってさ、俺なんかより、好きなひとの臣さんと一緒におる方が、ええやん。
龍「……ふーん、まあ、俺は涼太がそれがええって思うなら、ええと思うけど。
俺はそんな風に思えんタイプやから、俺のこと好きになってや、って頑張るわ」
龍友くんはそう言って、不服そうな顔をした。
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片寄Love@藍 - 素敵な小説を書いてくださりありがとうございます(*'∀'人)私、三代目 J Soul BrothersとGENERATIONS from EXILE TRIBEどっちも大好きです!そしてまさかえ推し落ちだったのは最高です!!感動しました(´TωT`)最新作も期待しております! (2020年2月4日 21時) (レス) id: bd82defe4a (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - GENE_LDH@lightさん» やっと涼太くん幸せになりました←なんかですね、涼太くんの切ない表情好きでついつい笑泣きそうになりながら読んでくださってたなんて嬉しいです!ありがとうございます! (2017年10月8日 12時) (レス) id: cb72b1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - YUKI☆さん» 臣さんオチの話もいつか書くつもりで今回は涼太くんにしました泣またそのときは遊びにいらしてくださいね笑い出した (2017年10月8日 12時) (レス) id: cb72b1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
GENE_LDH@light - 完結おめでとうございます!!確かに雪音さんの小説は、涼太くんがふられちゃうこと多かったですよね笑笑最後は泣きそうになりながら読んでました笑笑新作も読ませていただきますね!! (2017年10月8日 7時) (レス) id: e76dac57d6 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI☆(プロフ) - こんばんは☆彡臣くん振られちゃいましたね…ちょっと残念… (2017年10月7日 22時) (レス) id: f2a9fac426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桔梗 | 作成日時:2017年9月17日 15時