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涼太side
涼「荷物捨てろって言われたけど、そんなん無理やなあ……。
引きずっちまうし」
馬鹿だなあ、本当に。
君が、Aが笑ってるのが俺の隣じゃなくても。
君が幸せなら、それで、いいんだ。
***
広臣side
インターホンが鳴り、誰だろう、なんて思ってモニターを見ると。
臣「……Aっ」
急いで玄関を開けると、好きな人がそこには立っていた。
「……広臣……」
俺は、Aを抱き寄せて、その存在を確かめる。
本当に、帰ってきた。
臣「もう、絶対に、泣かせないから。
絶対に、悲しい思いさせないから、もう一度、俺と歩いてくれる……?」
「……うん……」
臣「よかった……」
本当に、俺のところに帰ってきてくれた。
それだけで、もう何にもいらねえや。
臣「晩飯食った?」
「……ううん、まだ」
臣「俺なんか作るからさ!
風呂入ってきちゃえよ!」
「……ありがとう笑」
Aはそう言って、荷物を下ろすと、風呂場に向かった。
もう、俺、ちゃんと一途になれる。
大丈夫。
落ち着いたら。
結婚しよう、って言うつもりだから。
俺は、お前との未来しか、いらねえよ、本当に。
自分がそんな風に思う時が来るなんて思ってなかった。
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片寄Love@藍 - 素敵な小説を書いてくださりありがとうございます(*'∀'人)私、三代目 J Soul BrothersとGENERATIONS from EXILE TRIBEどっちも大好きです!そしてまさかえ推し落ちだったのは最高です!!感動しました(´TωT`)最新作も期待しております! (2020年2月4日 21時) (レス) id: bd82defe4a (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - GENE_LDH@lightさん» やっと涼太くん幸せになりました←なんかですね、涼太くんの切ない表情好きでついつい笑泣きそうになりながら読んでくださってたなんて嬉しいです!ありがとうございます! (2017年10月8日 12時) (レス) id: cb72b1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - YUKI☆さん» 臣さんオチの話もいつか書くつもりで今回は涼太くんにしました泣またそのときは遊びにいらしてくださいね笑い出した (2017年10月8日 12時) (レス) id: cb72b1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
GENE_LDH@light - 完結おめでとうございます!!確かに雪音さんの小説は、涼太くんがふられちゃうこと多かったですよね笑笑最後は泣きそうになりながら読んでました笑笑新作も読ませていただきますね!! (2017年10月8日 7時) (レス) id: e76dac57d6 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI☆(プロフ) - こんばんは☆彡臣くん振られちゃいましたね…ちょっと残念… (2017年10月7日 22時) (レス) id: f2a9fac426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桔梗 | 作成日時:2017年9月17日 15時