Too late...？【亜×涼】3

Laststory ページ26

「……夢みたい……」





こんなに、幸せなことってある……？





好きな人に結婚しようって、言ってもらえて。





亜「夢じゃねえよ、A。




……返事は……？」





亜嵐が、少し声を震わせながらそう聞いてきた。





「……私で、いいの？」





亜「Aじゃなきゃ、嫌なんだよ」





亜嵐の優しい声に私の目からは涙がこぼれ落ちた。





「……よろしく、お願いします……っ……」





亜「……ありがとう……っ」





少し2人で泣いちゃったことは誰にも言えない秘密。









***









エリ「いいなー、綺麗だなーAちゃん」





エリちゃんがそう言って微笑む。




「3年待ったけどね笑」





エリ「私はまだ待つことになりそうだけどねー」





エリちゃんがそう言って舌を出した。





ミキ「いやー、この日が来るとは笑。





よかったね、結局白濱亜嵐の手を離さなくて」





「……うん……っ」




ミキの言葉に涙が出そうになった。




ミキ「まだ泣くなっ！




せっかくのメイクが崩れる！




あー、その手袋してる手で目元を触るな！」




泣くなと言われて拭こうとしても怒られるこの始末。





そりゃそうだ、だって、手袋真っ白だもん。





マスカラついちゃうよ……笑。





エリ「私も早くウェディングドレス着たいよ笑」





ミキ「本当に、おめでとう、A」






大好きな二人の祝福の言葉に私は笑顔で頷いた。









***









バージンロードを歩いて、亜嵐の元に行くと、亜嵐が微笑みながら私の手をとった。






「……泣きそう」





亜「俺も泣いちゃう」






なんて言いながら、2人で永遠の愛を誓い合った。





誓いのキスの時、亜嵐はこう言ったの。





亜「ずっと、愛してるよ、A」





私の、宝物の思い出だよ、亜嵐。






私も、亜嵐を、愛してる。

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