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亜嵐はそう言って、私の手をきゅっと握った。





亜「もう、俺のこと好きになれない?





涼太には勝てない?





……一緒に住むんだろ……?」





亜嵐は不安そうな、切なそうな顔をしてうつむいた。





「……まだ、時期は決まってないけど……」






亜「俺、はいそうですか、なんて言えない。





Aの気持ちは、どこにあるの?」





亜嵐は私を真っ直ぐに見つめながらそう言ってくる。





その真っ直ぐな眼差しが私にはとてもつらくて、目をそらした。





亜「……涼太が好き?





それとも、まだ俺のこと好きでいてくれてる?」





亜嵐は確信しているような表情で私にそう尋ねた。





……私だって、認めたくないだけ。





分かってるよ。





でも、それでもいいって涼太くんは言ってくれてる。






私のことどう思ってるのかな、なんて不安になることなんてない。






……ひとりなんだ、って寂しくなることもないの。





なのに、どうしてなんだろう。






私が好きなのは、好きなのは……。






そこまで考えて、やっぱりダメだと考えを打ち消した。






私、涼太くんと一緒にいなきゃ。






あんなに、私のこと好きだって言ってくれる。







好きだって伝わってくる。






そんな人、傷つけたくなんかない。






でも、亜嵐にはバレてる。





でも、私は。





嘘をつく。






今は"嘘"でも絶対に"本当"になるはずだから。






「……もう、涼太くんが私の彼氏だから。





……ちゃんと、好きだから」

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ゆな(プロフ) - こんにちわ。一気に読ませて頂きました。涼太くんと幸せにならないかなと思いながら、読ませて頂きましたが、いいお話で大好きです。涼太くんの新しい出会いを読みたいです。待ってますので、ぜひ、お願いします。 (2018年7月7日 8時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
雪音。(プロフ) - しめたんたんさん» ありがとうございます、本当に嬉しいです泣 (2018年2月8日 19時) (レス) id: cb72b1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
しめたんたん(プロフ) - 読み始めたら夢中になって、一気に読んでしまいました!!!!すごくいいお話で、曲とも合っていて、とても素敵です!!! (2018年1月24日 4時) (レス) id: 7b9f94ebbf (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます!きちんと落とし込めてよかったです笑MCわりと近くて最高でした! (2017年10月31日 21時) (レス) id: cb72b1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 雪音さん完結お疲れさまでした亜嵐君と主人公さんhappyになって良かったです昨日GENElive席観れましたか?私は来月ぐらいからlive着て行く服決めようかなと考えてます(*^^*) (2017年10月30日 21時) (レス) id: 85c74f920c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桔梗 | 作成日時:2017年9月10日 13時

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