Too late...？【亜×涼】3

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自分の気持ちに、正直に、なんて……。






私、ちゃんと涼太くんのこと好きになれたって、好きになったって思ってるのに。






涼太くんと一緒にいたら、ものすごく落ち着いて、居心地がいいの。






そう思うと、ミキに言われた言葉が頭の中に響く。





"普通さ、好きだから一緒にいるんじゃないの？"





「……もう、私がどうしたいか、なんだよね」






……離れても、心にいる人か、近くにいて、安らぐ人か。









***









涼太side





Aちゃんと別れてそのまま、家に帰った。





ソファーに沈むと、あーあ、終わっちゃったな、なんて考えた。





涼「……寂しいなあ……」





別れた方が楽なんじゃないか、なんて思ったけど、そうでもないみたいだ。





涼「思ったよりも、Aちゃんは、大きな存在になりすぎてたや……」





そのまま、なんだか眠れなくて、寝不足で新曲の振り合わせに向かった。





涼「おはようございまーす……」





龍「……おま、ちょ、顔ひどいで」




俺は寝てないくせに最後だし、先に来ていた龍友くんにそう言われて、うんー……と答えた。




涼「……別れた」




龍「……は？」





涼「やから、引っ越しもなし！」





少し明るめにそう言ったけど、みんな、ぽかんっとしている。

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