Too late...？【亜×涼】3

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涼太side



Aちゃんの中の亜嵐くんの存在の大きさに驚かされる。



そんな自然に言い間違えて。




気が付かないほどの、大きな存在なんや、亜嵐くんって。









***









最近涼太くんが少しよそよそしい感じがする。




一緒に居ても少しぼーっと考え込むことが増えた。




「涼太くん、どうかした？




具合悪い？」





涼「いや、そんなことないで笑。





そういえば、引越しいつにしよか」





涼太くんはそう言って微笑む。




少し、無理しているような微笑みなの。





「……あー、涼太くんがお休みの時にあわせるよ？」




涼「そしたら、来週の週末くらいかな」





「それなら、私も大丈夫。




お仕事お休みだからね」





涼「……うん笑」





涼太くんが寂しそうに微笑む理由は、また、聞けないまま。









***









亜嵐side





涼太が雑誌取材の待ち時間にそうみんなに問いかけた。





涼「なあ、来週末暇な人おるー？」





龍「俺は暇やでー」





隼「俺もーっ！」






俺も俺もーとみんなが手を上げるので、何となく俺もーなんて手を上げてみる。





涼「引越し、するから手伝ってくれる人おらん？」





すると、俺らはいいけど……なんて口々にいうメンバー。





ちらっと俺の方を見るんだ。




うん、気をつかってくれるのは、すごく嬉しいけどね。




亜「俺も手伝いに行くよ？」




涼「……そう？」





亜「うん」




涼「それじゃあ、みんなよろしくお願いしますっ！





さんきゅーなっ」





涼太はそう言って、片寄さーん、とスタッフさんに呼ばれて、撮影に行った。




玲「リーダー大丈夫なんすか」




亜「うん。





Aに会いたいなあ、って気持ちが勝っちまった」




だって、こういうメンバーイベントくらいでしか、会えないからさ。





自分の未練タラタラなとこに笑えてくるけど、しばらくは引きずってやることにした。

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