I'm Here.2【BOYSPLANET】

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2015年、もうすぐ中学2年生になるって頃。

校門前でスカウトされたことをきっかけにKPOPに興味を持った。

当時4minuteとして活動していたヒョナ先輩に憧れてCUBEのオーディションを受け見事合格。

ダンスも歌も経験のない状態からスタートで苦労はしたけど輝かしい未来があると信じていた。



　


　


私にとって初めてデビューが見えたのは(G)IDOLの候補生に選ばれたとき。

当時は人見知りが激しくて積極的に話しにいけたかった。

でもそんな私を見捨てず、優しく見守ってくれたオンニたちがいたから候補生として一生懸命デビューに向けて頑張れた。

会社の方にもデビューほぼ確実だねなんて言われてすごく嬉しくて毎日毎日死ぬ気で練習していた。






　





　

　
「私の初めての挫折はここだと思う
腰を痛めて手術を受けなきゃいけなくなっちゃって」


ハンビン「今は腰大丈夫だよね？」


「うん、もちろん
でもその手術とかリハビリとかでタイミングが合わなくて候補生から外れることになったから」









　




　
しょうがないというのは理解出来てたけど納得はしたくなかった。

自分が残念で悲しくて。

毎日ベッドで声を殺して泣いていた。



でも泣いても仕方ないから、次があるって言い聞かせてリハビリを頑張った。

そこから１年経ったくらいでやっと復帰してレッスンを受けれるようになって。

またまた1年くらい後に男子の練習生と合流することになった。





　






「候補生外れてからは大変なことばっか
実力も周りの男子と比べて不足してたから毎日徹夜

でもその時に、男子練習生と混じってた経験があるから今こうしてボイプラでもやっていけてるのかなって」








　

　


　



その中で親しくなれる人を見つけることが出来ず一人でレッスンもご飯も過ごしていた。

女子練習生の仲良い子たちとも全然会えなくて寂しかったし、自分が孤立してしまったかのようだった。

男子練習生とレッスンしてる人は私くらい。

恵まれてるのはわかってるけどどうしても頑張ることが出来なくなっていった。



……辞めるとか他の事務所にってことを考えなかった訳じゃないけど長くCUBEにいたから愛情も感謝もあってなかなか決断は下せなかった。



そのレッスンには同い年の子がたまたまいなかったから、後１年頑張って同い年の子が入ってこなかったら辞めようって謎の誓いを立てた。

仲良い子が欲しいなら話しかけたら良かったんだけどその頃の私は内向型で、人見知りでそんなことは出来なかったんだよね。




　

　


そしてまたまた季節が過ぎて、もう少しでその１年経とうって時に「ソンハンビン」が現れた。

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