I'm Here.2【BOYSPLANET】

☆YUEHUA04 ページ13

ある朝、珍しいお客が部屋に訪れてきた。




　

　

　

ギュビン「ヌナ〜、ヘアバンド貸して」


「そこら辺にあると思う」


リッキー「ヌナおはようございます、今からメイクですか？」






　

　

　

ギュビンに連れられてやって来たリッキー。

この部屋に来るのは多分2人とも初めてだけど少しも躊躇なくてびびった。

女の子の部屋とは思ってないんだナ。

昨日なんてファニオッパが「お前ほど気にする必要ない女いないね」って言って私のパック持ってった、許すまじ。








　

　
リッキー「わ、こんなに道具あるの？
メイクさんたちもすごいけど素人なのにこんなに持ってるなんて……」


「集めるのも楽しいよ」


ギュビン「ヌナ、見ててもいい？」




　

　

　
　

興味があるらしい2人はじっとこちらを見つめてきて細かく質問したり、ビューラー見て小さく悲鳴あげて「目に何するの！？」って言ってたり。

たまーに中国語？で話してたりするから理解できない時もあったけど、2人がすごく純粋なもんだから可愛かった。

04ていう年齢だからピュアだね。







　

　

　


「あんまり2人が仲良いイメージなかったかも」


ギュビン「事務所一緒だからよくいるけどね
この前はご飯行ったしね」


「そっかリッキーもウィエファか 」





　


　

　

　

英雄もすごかったけどリッキーのベクドアには痺れたよね。

対戦相手の私たちKとは違う優雅さ？上品さみたいなのを感じた。



あのステージの感想を伝え合っていれば、リッキーの顔が少し曇った。

このメンツの中で唯一Gグループのリッキーはベネフィットを貰えてない。

脱落迫ってて不安な気持ちも大きいのかも、10万点のベネフィットは大きいもん。







　

リッキー「…俺がセンターだったからチームの皆を勝たせてあげられなくて申し訳無かった」

ギュビン「Gチーム、不利だしね」








この事で気分が上がらない練習生は多いと思う、特にGグループの子たち。

でも大丈夫だよなんて気軽に声をかけてあげれない。

この子は人気ありそうな気がするけど、同じGのベクドアの子たち全員が生き残れるかなんてわからないから。

リーダーやセンターが感じる重荷をこの年で背負うのはとても立派だなって。







　

　
「サバ番だから誰が落ちてもおかしくないよ
……だから悔いないようにお互い頑張っていこうね」


ギュビン「わぁヌナカッコいい〜笑」


「え、そう？笑」


リッキー「うん、カッコいい笑」

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