☆さよなら前髪 ページ11
「待って待って!!」
ジョンウ「ははっ」
「タイム!!」
ジョンウ「動かないで死ぬよ?」
「死ぬの!?」
我らが尊きたまり場であるジウン部屋のど真ん中で顔の真下にゴミ箱を固定させて震えている私と、ハサミを持ちチョキチョキとさせて予行練習をしているユンジョンウ。
事の発端は5分前。
クムジュ「ヌナの前髪かきあげめっちゃ好評じゃん、何で?普段の方可愛くね」
「え、何いきなり…照れるんだけど」
ユンソ「今は前髪ちょっと長すぎるからこれよりだったらかき上げてる方がいいかも」
ジウン「確かに目に入ってるじゃん、切ったら?」
ジョンウ「じゃあ俺切ってあげるよ、ゴミ箱持ってA」
「んえ」
本人(私)の意思など関係ないらしい。
許可を取られることなく、ノリノリな男たちに囲まれた。
少し離れたところで興味なさそうにこちらを見ているユジン。
少しくらい興味示してよ…てか止めてくれ。
私が口を挟む隙もなく進んでいった準備。
やっと制止の言葉をかけることが出来た時にはユンジョンウの手にはガッチリとハサミが握られている。
「…オッパ、女の子の前髪切ったことあるの?」
ジョンウ「ないに決まってるじゃん!
でもAよりかは器用だし悪くない結果になるって俺は予知してるから」
「……待って待ってでも怖いの」
ジョンウ「大丈夫だって、俺上手だよ?心配しないで」
「そうは言っても……」
ジョンウ「怖かったら手握っててもいいよ」
クムジュ「余計失敗しそうだけど」
テレ「なんか違う会話に聞こえる……笑」
ジウン「A、もうちょいゴミ箱近付けないと前髪こぼれそう」
ジウンオッパによって近付けられたゴミ箱を見て、ジョンウオッパは満足そうに笑って動くなよ〜と楽しそうに近付いていた。
まぁ、失敗されても後で手直ししたらいいし好きにさせとくか……。
と思った私を殴りたい。
シャキっと切った音。
パサパサと髪が落ちた音。
ジュンヒョンたちの息を飲むような音。
ジョンウオッパの「え?」
ユジンの「オットケ……」って声。
嫌な予感がして目を開けると、5cmは優に越えるほどの髪がゴミ箱の中に落ちている。
「あ、やべっ」みたいな顔をし始めたジョンウオッパを見て状況が掴めてきた。
ゆっくりと立ち上がってから洗面所にゆっくりと向かった。
現実見るのがあまりにも怖くて。
鏡を見て絶句、写るのはもはやハゲの私。
「ユンジョンウ!!!これでエムカに出ろって?!!」
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じゅな - ライ麦パン粉さん» リクエスト答えていただきありがとうございます♡これからも楽しみにしています!! (2023年3月19日 9時) (レス) id: 0910d89af2 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - ライ麦パン粉さん» なるほど!教えてくれてありがとうございます☺️ (2023年3月18日 20時) (レス) id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ライ麦パン粉(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» 夢主いれたいのでほとんどの枠をプラス1で設定してます! (2023年3月18日 8時) (レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - こんばんは😌お話しが好き過ぎて何回も読み返してますw気になったところがあるのですが、5話予告の前のページにケイタが「デビューメンバー10人じゃ足りないよ」と発言してますが9人じゃないんですね? (2023年3月18日 2時) (レス) @page9 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ライ麦パン粉(プロフ) - じゅなさん» 大変お待たせいたしました🙇♀️少し内容は変わってしまいましたがジウンに励まされるお話を書かせていただきました。気に入ってくだされば嬉しいです💗 (2023年3月18日 1時) (レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ライ麦パン粉 | 作成日時:2023年2月27日 18時