◇�将将供� ページ22
ダ「我々貴族の主な収入源ですからな。田舎とはいえ、
この生活を維持する為には、致し方ないでしょう。彼らは言わば、我が国の家畜なのですから」
…あーあ、やっぱりこの人も例外じゃないのね
ア「…そうですね。これまで英国各地を転々としてきましたが、どこの貴族も似た様なものでした。しかし我が家はこの通り兄弟四人だけ。あなたと違い、身軽なものです。
ですから、うちの地代をぐっと下げようかと」
すると、ダブリン男爵はガタッと立ち上がった
ダ「そ…それはいけませんぞ、伯爵！」
ア「おや、何故でしょう？」
ダ「そんな事をされては、こちらの農地を持つ者が黙ってはいないっ！世の中は何事もバランスが大事なのですから！」
ウ「…そう仰るのでしたら尚の事です。我々がこんな贅沢をしている間にも、町の者は困窮し金策に走っている。これはアンバランスではありませんか？」
ダ「…それは…っ」
ウ「階級制度に慢心していると、いつか家畜に喰われますよ」
その後食事を終え、馬車に乗り帰路につく
ルイスにくっついて座り、手を重ね、彼の肩に頭を預けた
ル「！…A？」
双子に向けられる、ああいう視線…
初めてではないし、兄さん達に相談というか話した事もある
けど、慣れるものでもなくて…
私だけでなくルイスにも同じく向けられているものだから、なんだか悔しくもあって…
ア「…ごめん、紹介の仕方が悪かったね」
察したアルバート兄様が眉を下げる
「！いえ…兄様は悪くないです」
ウ「A、前にも言ったでしょう？気にする事はないよ。他人からどう見られようと、僕達の大切な弟妹である事に変わりはないんだから」
「…はい」
ルイスは、重ねてない方の手で優しく抱き締めてきた
安心させようとしてくれてる
私はそれに身体を委ねて目を閉じた
ダ「…まさか双子がおるとはな。しかし、全くどういう教育を受ければあんな思想になるのだ。貴族が下民に喰われるだと？我々は国と法によってしっかりと護られておるではないか。馬鹿馬鹿しいっ」
数日後
男1「聞いたか？モリアーティ伯爵んとこ、地代がめちゃくちゃ下がったんだと」
男2「おやっさんの牧場なんざ、前の1/7以下だってよ」
男3「金の無い時は、育てた作物でもいいって聞いたぞ」
男4「マジかよソレ！」
男5「いいなぁ〜…俺もデブ男爵のとこなんか放り出して、伯爵の領に移りてぇなぁ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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soccer♪ - 変人さん» いえいえ！ルイス可愛いですよね♪ (2021年1月5日 18時) (
レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
変人 - ルイス君推しなので、ありがとうございます！ (2021年1月4日 20時) (レス) id: 26f1e978d7 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 巫都さん» ありがとうございます！ (2020年12月27日 0時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続き楽しみにしてます！ (2020年12月26日 23時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - アルパカさん» ありがとうございます！私ルイス推しなので書いてみました♪頑張ります！ (2020年12月9日 22時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
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