◇��VI◇ ページ16
ア「！」
ウ「命の価値は同じであるはずなのに、誰しもが平等に幸せになる権利があるはずなのに、この国にはそれが無い…
人々に呪いをかける階級制度。それにより人の心は汚れ歪み、悪魔が生まれる。ならばその逆も然り。
悪魔が消え去れば人の心は澄み渡り、呪いは解ける。この国はきっと美しい。
…スコットランド・ヤードに通報しますか？あなたは貴族だから、そんなものは見てみたいとも思いませんか？」
妹はスっと目を細め、弟は僕にナイフを向けている
ア「…うちにおいで」
いたんだ。僕と同じ魂を持つ人間──
ア「うちにおいで。君の持つその頭脳に、僕の持つ権力をあげる。地位を、財産を、この命をあげる。君の志に必要なもの全てをあげるよ」
見せて欲しいんだ、僕にも。
君の理想とする、美しい世界。
───
男1「だっ、大丈夫か！？」
男2「ドクター早く…っ」
男3「君達は…」
ア「アルバート…モリアーティ伯爵家長子、アルバート・ジェームズ・モリアーティ。そしてその弟、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティとルイス・ジェームズ・モリアーティ、妹のA・ジェームズ・モリアーティです」
薄れゆく意識の中、アルバート様の自己紹介を聞く
なんだか少しホッとして、目を閉じた
─13年後、1879年。ダラム市。
生徒1「ひぇ〜…」
生徒2「どうしたワケ？それから…」
ウ「弟は怪我をしてしまったし、妹は発作が酷くて1か月ほど入院してしまったけど…後見人の屋敷に居を移して、四人兄弟で何とか暮らしてきたよ。学校も一年遅れで入学してね。
兄さんは本当に大変だったと思うけど、頑張って生きていこうって決めたんだ。死んだ皆や“養子の三男”の為にも…」
生徒の視線は僕に釘付けだ
ウ「…ところで、どうして突然僕の過去が知りたくなったの？」
生徒2「そりゃあ知りたいっしょ！16歳で大学に入って、俺らにはサッパリな二項定理の論文発表して、21歳で大学教授！一体どんな子供時代を送ったらそんな天才になれるのかッ！」
天才…？
思わず照れ笑いする
ウ「…面白くなかったでしょ？」
生徒1「いえ、正直驚きました。辛い事を思い出させてすみません…
でも本当に温かいご家庭だったんですね。威厳のあるお父様に心優しいお母様、楽しい五兄弟に働き者の使用人達。まるで絵に書いた様な理想の家族だ…」
スッと椅子から立ち上がった
ウ「さぁ脱線はここまでにして、数学の講義に戻りますよ」
──変えていく。変えていける。この国を。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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soccer♪ - 変人さん» いえいえ！ルイス可愛いですよね♪ (2021年1月5日 18時) (
レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
変人 - ルイス君推しなので、ありがとうございます！ (2021年1月4日 20時) (レス) id: 26f1e978d7 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 巫都さん» ありがとうございます！ (2020年12月27日 0時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続き楽しみにしてます！ (2020年12月26日 23時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - アルパカさん» ありがとうございます！私ルイス推しなので書いてみました♪頑張ります！ (2020年12月9日 22時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
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