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「……！！！」
言葉にならない小さな悲鳴が漏れた。
蓮「しーっ。笑」
めめが、唇に人差し指を添えて笑う。
「び、びっくりした…急にやめてよ…」
蓮「…照れた？」
数分前と同じ質問。
今度は、さっきより少し真剣な表情で。
「…ちょっとだけ。」
私の答えが意外だったのか、彼は何度か瞬きをする。
蓮「あれ。否定しないの？」
「めめ顔いいんだから！そういうことされると心臓に悪いの！むかつく。」
蓮「ははは、なにそれ。俺褒められてる？笑」
精一杯彼を睨みつけながら、少なくなったカップラーメンを一気に頬張る。
蓮「喉詰まりすんなよ。笑」
にやりと口角を上げると、私の様子を楽しそうに眺めている。
もう彼のことは無理やり気にしないようにして、口を動かすことだけに集中する。
先ほど聞こえた物音のあとは、またすぐに静けさに包まれて。
今、何時だろう…
お腹いっぱいになって、瞼が重くなってきた。
蓮「……A？眠い？」
「うん。」
蓮「赤ちゃんみたいだね。食べてすぐ眠くなって。笑」
「……赤ちゃんじゃないし…」
とん、とん、と優しく背中を叩かれるのが心地いい。
彼の腕に包まれたまま意識を手放した。
蓮「あーあ…無防備だなまじで…」
ふわりと身体が持ち上がる感覚がした。
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作者名：みるくかぷちーの | 作成日時：2022年10月4日 17時
