愛してるよゲーム。紫、黒。 ページ12
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蓮「これどっちが先攻？」
辰「俺はどっちでもいいよ、どっちでも勝つんで。」
翔「はははは！！！！」
康「ここは公平に、ジャンケンやろ！」
私は今、ふっかさんとめめに挟まれ、ソファに座っている。
……なんでこんなことになったかと言うと。
シェアハウスで流行っているオンラインゲームで、みんなが勝負をしていた。
しかし、同率で最下位になった人が2人いて、
その2人で最下位決定戦をすることになった。
ここまではわかる。
その内容は、愛してるよゲームに決まった。
じゃあどうせなら、女の子に審判をしてもらおう。
まぁわかる。
せっかく女の子がいるんだから、Aをより照れさせた方が勝ちということになり、
そもそも最初のゲームにすら参加していなかったのに、私が巻き込まれた。
…ここで冒頭に戻るわけだ。
「……なんで私なの？」
大「そりゃあシェアハウスの姫だからね！」
「いや…」
辰「では、先攻で。いかせていただきます。」
改まった真剣な顔のふっかさんが、私の方に向き直る。
いつのまにかジャンケンが終わっていたらしい。
辰「……愛してる。」
「まってください…！笑」
想像以上に破壊力がありすぎて、思わず笑ってしまい、
周りからは拍手が起きる。
照「ふっかふっか、めっちゃいい。笑」
私の後ろで、ふっかさんと照さんがハイタッチを交わしている。
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作者名：みるくかぷちーの | 作成日時：2022年10月4日 17時
